『ブラックフード』とは文字通り『黒い食材』。

アメリカのオーガニックストアではこのブラックフードがダイエットやアンチエイジングに効果があるとして人気を集めています。

なぜ黒い食材が良いのか?おすすめのブラックフードとは?

今回はブラックフードの驚くべきパワーを紹介します。

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ブラックフード

『黒』の正体は『アントシアニン』

黒豆、黒米、黒ごまなどに含まれる黒色の色素はポリフェノールの一種である『アントシアニン』。

ブルーベリーが目の健康に良いことは有名ですよね。

これは、このアントシアニンの作用によるもの。

 

さらに、アントシアニンには強力な抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素の発生を抑制する働きがあります。

活性酸素は体内に入り込んだ細菌類を除去するなど私たちのカラダに必要なものですが、増えすぎると体内の細胞を酸化させ、老化やさまざまな病気を引き起こす原因になると言われています。

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例を挙げると、肌のシミやシワが目立つようになり、抜け毛や白髪が増え、女性ホルモンの分泌が乱れることがあります。

そして、細胞がダメージを受けることで代謝が下がり、カラダは脂肪を溜めやすく痩せにくい体質になっていきます。

そうならないためには活性酸素を減らす抗酸化作用のある食材を充分に摂りカラダの酸化を防ぐことが大切です。

 

アントシアニンの健康効果ついては様々な研究がなされています。

そのひとつにマウスを使った実験でアントシアニンには内臓脂肪の蓄積を防ぐ効果があるとの発表がありました。

今後の研究でさらに新たなアントシアニンの健康パワーが解明されるかもしれません。

 

アントシアニンを含むおすすめのブラックフード

黒豆

黒豆と大豆はそれぞれ色の違った枝豆からできる同じ種類の豆。

このため黒豆には大豆同様『イソフラボン』や『サポニン』、『レシチン』などの栄養素が含まれています。

『イソフラボン』は女性ホルモンのエストロゲンに似た作用を持ち、骨粗鬆症の予防になる他、肌荒れの改善や薄毛解消、バストアップの効果などが期待できます。

『サポニン』にはアンチエイジング効果のある抗酸化作用をはじめ、腸で吸収したブドウ糖が脂肪酸と結びつくことを防ぎ、余分な脂肪がカラダに溜まるのを抑える働きがあります。

また血行を促進し冷え性改善やデトックスも期待できます。

『レシチン』には水溶性物質と脂溶性物質を混ぜ合わせる乳化作用があり、この働きにより血管壁にこびりついた悪玉コレステロールを血液と乳化させ取り除いてくれます。

そして肝臓の働きを助け脂肪の代謝を促進し肝臓内への脂肪の蓄積を減らす効果もあります。

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黒米

黒米はお米と同じ稲の仲間で古代米の一種。

精製されていないため精白米と比べてその栄養価は高く、タンパク質は約1.5倍、食物繊維は約6倍。

その他、ビタミン類はビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、ナイアシン.

ミネラル類はカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛…etc

どれを取っても精白米よりはるかに多い含有量を誇っています。

 

期待できる効果としてはビタミンB群の働きにより糖質・脂質・タンパク質の代謝をアップさせる。

皮膚や粘膜、髪の健康維持に役立つ、タンパク質やビタミン類、カルシウム、マグネシウム、亜鉛を多く含むことで髪や爪を健康に保つことができる。

豊富な食物繊維で便秘を解消しデトックスできるなどうれしいことばかりです。

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黒ごま

クレオパトラも食べていたと言われるごまには美容に効果のある成分がたくさん含まれています。

ごまに含まれる『ゴマリグナン』には抗酸化作用があり特にゴマリグナンの一種『セサミン』には特異すべき抗酸化作用があります。

それは『ビタミンC』や『カテキン』、『アントシアニン』などの水溶性の抗酸化物質は血液中の活性酸素を撃退する働きがありますが、その多くが肝臓にまで届かずに消化吸収されます。

一方、『セサミン』は脂溶性のため細胞膜を通り抜け肝臓までたどり着くことができます。

肝臓は活性酸素が非常に発生しやすい場所。

セサミンはここで抗酸化作用を発揮し活性酸素を除去してくれます。

 

また、ビタミンEには抗酸化作用の他、血行促進効果により髪のツヤを保ち白髪を防ぎ、肌に対してはメラニンを排出し美白をサポートしてくれる作用もあります。

そして、黒ごまにはアントシアニンが含まれているので水溶性と脂溶性両方の抗酸化物質が含まれていることになり、カラダ全体のデトックスが期待できます。

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アントシアニンだけじゃないブラックフードに含まれる健康成分

黒砂糖(黒糖)

黒い食材の多くは精製されていないものです。

精製された白い(色の薄い)食材は調理がしやすく見た目も良いという利点がありますが、大切な栄養素の多くが取り除かれてしまっています。

未精製の黒砂糖は原料であるサトウキビに含まれる栄養素をそのまま含んでいるため、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、ナトリウムなどのミネラルが豊富。

中でも健康な骨や歯を維持する働きはもちろん、肌の新陳代謝や『セラミド』の合成にも関わっているカルシウムは上白糖の240倍!

体内に滞った余分な水分を排出しむくみを改善するカリウムは上白糖の550倍!

また、上白糖では精製する際に取り除かれてしまうビタミンB群もしっかり残っています。

 

さらに、黒砂糖には悪玉コレステロールを減少させたり疲労回復に効果があると言われる『オフタコサノール』

糖質の吸収を抑え、血糖値の上昇を緩やかにする作用のある『フェニルグルコシド』

オリゴ糖の一種で腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整える『ラフィノース』も含まれています。

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黒酢

穀物酢の一種である米酢の原料は精米ですが、黒酢は『玄米』や『大麦』を使用します。

また、製法も違い黒酢は米酢に比べて長い時間をかけてじっくり糖化・発酵させてつくられます。

そして、糠や胚芽を一緒に発酵させることで、アミノ酸やクエン酸を多く含む酢ができあがり、味わいもまろやかになります。

 

クエン酸が体内に充分にあると『クエン酸サイクル』がしっかり働きます。

クエン酸サイクルとはエネルギーの代謝経路のこと。

食事で摂った栄養素は最終的にクエン酸になり数種類の酸に順番に変化する過程でエネルギーを生じます。

このため、クエン酸が不足するとクエン酸サイクルがうまく回らず、エネルギーを効率よく作り出すことができません。

そのほか、クエン酸には皆さんご存知の血液をサラサラにする効果があるので新陳代謝の促進や、美肌効果、冷え性改善が期待できます。

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一方、アミノ酸ですが、黒酢は他のお酢と比べてアミノ酸の含有量が多く、各種必須アミノ酸・非必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。

そして、一般的にその色が濃い程、熟成期間が長くアミノ酸を多く含む黒酢ができあがると言われています。

黒酢に含まれるアミノ酸の働きにより代謝がアップし、脂肪の吸収が抑制され反対に脂肪の燃焼を促進する効果が期待できます。

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ブラックフードはまだまだあります!

 

海藻類

昆布やわかめ・ひじきなど黒色食材の海藻類は低カロリーでミネラルや食物繊維が豊富です。

まさに日本のブラックフードですね。

茶褐色の海藻類に含まれる色素『フコキサンチン』。

日本の研究でフコキサンチンを摂ることで内臓に溜まった過剰な脂肪を燃焼させ体重や脂肪が減少することが認められました。

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きくらげ

黒きくらげは低カロリーのキノコ類の中でも鉄分・ビタミンD・食物繊維・ゼラチン質が豊富に含まれます。

膠(ニカワ)質と呼ばれるきくらげのプルプルとしたぬめりの素であるゼラチン質は肌に水分とハリを与え乾燥肌を改善し、きくらげのようなプルプルな肌へと導く作用があります。

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こんにゃく

黒色の生芋こんにゃくには『セラミド』が含まれます。

美肌に『セラミド』は必要不可欠。

セラミドは肌の潤いを保ちコラーゲンの働きを助けることでハリと弾力のある肌をつくります。

また、余分なメラニン色素を抑制する働きがあり美白効果も期待できます。

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海外で話題のブラックフード

アメリカで火が付いたブラックフードブーム。オーガニックストアで今人気を集めている黒い食材がこちら。

『ブラッククミンシード』

『黒キヌア』

『ワイルドライス』

それでは、どのような食材なのか、少しだけ見てみましょう!

 

ブラッククミンシード

blackseedoilオーガニック ヴァージン ブラッククミンシードオイル 100ml

ブラッククミンシードはクミンとは全く違う植物の種。

必須アミノ酸を含む各種アミノ酸、肌の保湿や髪の潤いをキープするのに大切なオレイン酸やリノレン酸、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸などのビタミン類、鉄分やカルシウムなどのミネラルを含んでいます。

ブラッククミンシードについての研究は世界中でなされていて、ダイエット効果があるとの発表もされています。

このブラッククミンシードは種をスパイスとして利用する他、オイル状に加工したブラッククミンシードオイルも販売されています。

 

黒キヌア

kianuキアラピュアフーズ キヌア粒 (黒) 500g

黒キヌアは雑穀の一種。

キヌアの中で最も栄養成分が多いものと言われ、精白米と比べて炭水化物(糖質)が少なく、タンパク質、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リンなどが多く、さらに体内で合成できない必須アミノ酸をバランス良く含んでいます。

また、黒キヌアはGI値が低く、食べた際の血糖値の上昇が緩やかな食品なのでダイエットに適した雑穀と言われています。

さらに黒色色素アントシアニンによる抗酸化作用も期待できます。

 

ワイルドライス

wildriceオーカナダ ワイルドライス 250g

ワイルドライスはお米ではなくマコモダケというイネ科の植物の種。

『カナディアンライス』『インディアンライス』とも呼ばれています。

主食としてご飯の代わりに食事に取り入れることができるため玄米と比較されることも。

玄米と比べて低カロリー、高タンパクでアミノ酸やビタミン・ミネラルを多く含み、特に若返りのビタミンと言われるビタミンEや細胞の生成に関与し肌のターンオーバーを正常に保つために必要な葉酸を多く含んでいることで注目を集めています。

 

まとめ

いかがでしたか?

黒は黒でも食材毎にさまざまな栄養成分が含まれていて、その健康効果も多種多様ですね。

さらに、今回ご紹介できなかったブラックフードもまだまだありますので興味を持たれた方はスーパーで探してみるのも良いかもしれません。

ブラックフードは一種類ではなく多くの種類を摂ることで栄養のバランスも良くなります。

飽きずに続けるためにもぜひいろいろな黒い食材を取り入れていただきたいと思います。

ダイエットや美容をサポートしてくれる黒い食材の驚くべきパワー!!

毎日の食卓にブラックフードを加えて見ませんか。

この記事は管理栄養士監修の下、構成されています。

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