ハムやウィンナーよりは味も薄くヘルシーなイメージの『魚肉ソーセージ』

手軽に食べられて、犬にもちぎって与えやすい庶民的な食べ物です。

ですが「魚肉ソーセージ」を犬が食べると健康的な害はあるのでしょうか。

飼っている犬におねだりされて、ついつい人の食べ物を与えてしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?

自分だけが食べて犬に何もあげないのは可哀想・・
ちょっとだけなら・・

若干の後ろめたさを感じながら「おすそ分け」している食べ物はワンコにとって、
成人病やその他の病気の原因にならないのでしょうか?

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犬と魚肉ソーセージ

ソーセージはヘルシー?

「魚肉ソーセージ」という名の通り主な原料は魚のすり身です。
お肉を使っていないので脂質も少なく、ヘルシーな食品として最近では再び注目を集めています。

またカルシウムが多く含まれる「栄養機能食品」や「特定保健用食品」を表示している物や、
保存料や着色料を使用していない魚肉ソーセージもあります。

厚生労働省に認可されている機能性食品のソーセージであれば、
ワンコの与えても問題なさそうな気はします・・・。

それでも、やっぱり気になるのが塩分ではないでしょうか。

次ではソーセージの塩分についてみてみましょう。


 

ソーセージの塩分は?

一般的な魚肉ソーセージの気になる塩分。

1本75gの魚肉ソーセージに含まれる塩分は約1,3gです。

6枚切りの食パン1枚60gに含まれる塩分は0,8gなので、
魚肉ソーセージ1本分の塩分は人間にとっては特別高いというわけではないようです。

人間からすればわずか1.8gの塩分量。
ですが、ワンコからみるとこの塩分量はどうなのでしょうか?

続いては、犬の塩分量についてみてみましょう。

 

魚肉ソーセージの塩分は犬にとって危険?

犬の必須塩分量

犬は汗をかかないから、塩分は必要ないのでは?
そう思われている方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、ワンコのにも塩分は必要なんす。

動物であれば、多かれ少なかれ「塩分」は生命維持に欠かせない物質。

ワンコの生命維持に必要な塩分量は体重1㎏に対し4㎎の塩分を必要とします。
体重10㎏の柴犬なら、一日に必要な塩分量は0.4gとなります。

これは小さじ一杯の約10分の1以下の量。

これを多いと取るか少ない取るか・・・。

あくまでも最低ラインの塩分摂取量という事です。

 

犬種によってその量が変化

魚肉ソーセージ1本の塩分は健康な人にとっては問題となる量ではありません。

ではワンコにとってはどうでしょうか?

人気の小型犬であるチワワの体重は2~3㎏。
トイプードルでは3~4㎏。

仮に50㎏の人間と比べる体の大きさは10分の1以下となります。

中型犬のビーグルや柴犬だと体重は10㎏以下で人間の5分の1。
大型犬のゴールデンレトリバーでは体重は20~30㎏と、
小学生低学年位の体の大きさになります。

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体の大きさから考えると、チワワやトイプードルなどの場合では魚肉ソーセージを10分の1本程与えるだけでも人間にとっての1本に相当することになります。

ワンコにとっても塩分は必要な栄養素。
ですが、普段からドッグフードを食べている場合はドッグフードにも塩分が含まれています。
おやつとして習慣的に魚肉ソーセージを与えると塩分の摂り過ぎになってしまいます。

また、その量は犬種によっても大きく異なりますので、
ドライフードで食事のコントロールが出来る場合は積極的に行った方がいいでしょう。

塩分の摂り過ぎは病気に繋がる?

犬の成人病

人間の場合、成人病または生活習慣病とよばれる
「心臓病」
「高血圧」
「糖尿病」
「腎臓病」
などでは食事の改善が必要になります。

ワンコの場合も同様に日頃の食生活が成人病に繋がります。

日常的に塩分の多い食生活をしているワンコは、
腎臓や心臓への負担が大きく腎臓・心臓病に繋がると言われています。

ワンコのおやつとして販売されている犬用ジャーキーやビスケット、
チーズなどにも塩分は含まれているので魚肉ソーセージに限らず与えすぎには注意が必要です。

ただのメタボワンコであれば、ダイエットに励むことで成人病の改善が見込めますが、
一度、成人病や内臓疾患を患った場合は、長期の治療や加療が必須となります。

その多くは高額の医療費と時間的な負担が飼い主さんへのしかかり、
家計を圧迫してしまう事もしばしば。

そうならない為にも、日頃からの食事には注意が必要という事ですね。

 

魚肉ソーセージは犬に与えてOK?

結局のところ、ワンコに魚肉ソーセージを与えても大丈夫なのでしょうか?

言えることは『与え過ぎはダメ!』という事です。

過剰な塩分に関して心配な場合は、与える魚肉ソーセージの量を少量にしましょう。
習慣的に与えなければ問題はないことの方が多いはずです。

ですが、魚肉ソーセージの美味しさを知ってしまったワンコは、
少量で満足せずに「モットチョウダイ」のアピールを続けてきます。

それに打ち勝つ飼い主さんの強いこころが必要です。

愛犬を思えばこその強いこころを持ちましょう!


 

犬の「玉ネギ中毒」に注意!

玉ネギ入りソーセージ

それと、注意点をもう一つ。
メーカーや商品によっては「玉ネギ」、「オニオンエキス」が入っている魚肉ソーセージがあります。

ワンコは玉ネギや長ネギ、ニラやニンニクなどを食べると「溶血性貧血」を起こす危険があります。
ネギそのものを食べていなくても、ネギ類を一緒に調理してネギ類の成分が入っている場合は注意です。

ワンコによって個体差があり、少量食べただけでも症状が出てしまうワンコや多少食べても症状が出ないワンコもいますが一般的にはワンコの体重1㎏に対して玉ネギ20g以上が致死量になるとされています。

玉ネギ中毒の主な症状は以下の通りです。

「元気がなくなる」
「ふらつき」
「歯茎など粘膜が白くなる」
「血尿や下痢嘔吐」
「白目などが黄色くなる黄疸がでる」

これらの症状はネギを食べた直後とは限らず、数時間後、数日後に出ることもあります。

魚肉ソーセージを食べても玉ネギの味を感じることはないので、
入っているとしても極少量だとは思います。

ただ、ネギ類に敏感なワンコの場合は体調を崩す可能性があるということを覚えておいた方がいいでしょう。

「魚肉ソーセージをワンコに与えてしまったけど、大丈夫かな?」と気にされる飼い主さんの場合はワンコがお腹や体調を崩していないか様子を見て以後は与えないのが賢明ですね。

 

まとめ

「うちのワンコは魚肉ソーセージが大好物だから、とっておきのご褒美として与えている」という場合も与え過ぎはダメ。

与える場合も玉ネギの含まれない魚肉ソーセージを少量としましょう。

家族だからこそ、長く一緒に過ごせる健康管理をしてあげたいですね。

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