「足の親指が痛い」「最近、親指が曲がってきた」など、毎日ハイヒールを履いていないのに外反母趾の症状が・・・。

そんなお悩みの方も多いと思います。

外反母趾になる原因は歩き方っも影響しています。

今回は外反母趾の原因について特に歩き方にフォーカスして紹介します。

外反母趾は対処の仕方を間違えると悪化してしまいます。

正しい歩き方を知ることが外反母趾改善の第一歩です。

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外反母趾は歩き方が問題

多くの方が外反母趾の原因がヒールや合わない靴のせいだと思っていませんか?

実は、ヒールを履かない小学生や男性にも外反母趾で悩んでいる方がいます。

確かにヒールを履くと外反母趾になる可能性は高くなるのですが、それが根本的な原因ではありません。

本当は歩行による影響がとても大きいです。

 

外反母趾の歩行とは

外反母趾を引き起こす歩行とはどんな歩行か?

まず右足のかかとの外側から地面に着きます。

このとき踵(かかと)の底面の外側に地面から床を押す力である床反力が上方向に加わります。

一方、踵の底面の外側が上に押された影響で踵の内側の踵骨内側突起が下方向に降下。

結果的に踵骨と距骨で構成される距骨下関節が内側に倒れる回内方向へ力が働きます。

この距骨下関節の回内運動が足への衝撃を吸収する効果と前への推進力を持っています。

しかし、外反母趾の場合、前足部が曲がっている為、体重のかかり方も曲がってしまい、床から伝わる床反力も別な方向へかかってしまうので余計な筋肉の緊張やストレスが加わってしまいます。

その余計なストレスがすねの骨や上半身へ影響が波及してきます。

 

その他踵・指・指の付け根の着地バランスを保てない状態になりやすいので、一つの診方として歩幅は重要なポイントです。

私たちの身体は、歩幅が狂うと身体全体のバランスが崩れてしまうのです。

歩幅が狂うと言ってもピンとこないかもしれませんね?

歩幅が狂うということは、すなわち左右の歩幅に差が出ていることを意味しています。

外反母趾などの足裏の異常で歩行が乱れ、結果として左右の歩幅に差が生じる場合もあれば、歩幅の乱れが原因で身体のバランスが崩れ、歩行が乱れて外反母趾になる場合もあります。

歩き方だけではなく立ち方も含めてみていかないといけません。

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出典元:http://abkhasia5.rssing.com

 

正常歩行とは

正しい歩行とはなにか。

細かく分類して説明致します。

まず踵が付く踵接地期。この時は股関節が大臀筋、背筋群、ハムストリングス が働くことで股関節の屈曲を防ぎ、大腿筋膜張筋、中殿筋などの作用によって骨盤を水平位に保つ。

この時膝関節は大腿四頭筋と拮抗筋であるハムストリングスにより膝折れを防止します。

足関節は前脛骨筋、長拇指伸筋、長指伸筋の遠心性収縮により足底接地への衝撃を緩和し安定させます。

その他骨盤は4°回旋して、大殿筋、大腿四頭筋、前脛骨筋はこの時期に最大の活動期を迎え歩行の安定をつかさどっています。

 

次に足裏がつく足底接地期から足がまっすぐ立つ立脚中期。

股関節は大臀筋が立脚初期まで、大腿筋膜張筋、中殿筋が立脚中期まで骨盤を水平位に保つためにしっかりと働きます。

膝関節は大腿四頭筋が立脚中期まで働き、その後は慣性により膝が進展していく。

足関節 は下腿三頭筋、足関節底屈筋 (長腓骨筋足底筋(補)、短腓骨筋、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋)が遠心性収縮で足部の運動を制御し歩行のバランスを保っています。

逆にこの時に土踏まずのアーチが低下していたり、筋肉が硬くなっていたりして足の骨がうまく動かないと身体のバランスが乱れます。

この時は足関節背屈筋である前脛骨筋、長指伸筋、第三腓骨筋が働くことで安定させます。

その他骨盤の右回旋減少が減少します。

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次に立脚中期から踵が離れる踵離地期。この時股関節は中殿筋が弱まり大腿筋膜張筋が立脚中期まで骨盤を水平位に保つために働きます。

膝は慣性で伸展位のままで、筋活動なし。

慣性で上体が前方へ持ち上がり重心が上に上がります。

足関節は下腿三頭筋、足関節底屈筋 (長腓骨筋、足底筋(補)、短腓骨筋、後脛骨筋、長指屈筋、長母指屈筋)が遠心性収縮で足部の運動を変わらずに制御、底屈筋が推進力としても作用開始。骨盤は前額面で左側方に5°傾斜します。

次は踵離れてからつま先離れが離れるまで。この期間では股関節は腸腰筋、大腿四頭筋(大腿直筋) が股関節を屈曲しはじめて体幹に引き寄せます。

膝関節は下腿三頭筋の強い収縮で膝が伸展位から屈曲位になり、足関節は下腿三頭筋が求心性で強く収縮、その後長指屈筋、長・短腓骨筋、後脛骨筋 などの底屈筋も参加し前へ進む力を生みます。

この時骨盤は左に4°回旋します。

 

次はつま先が離れて加速する期間。

この時は股関節腸腰筋、大腿直筋、大内転筋 が求心性に股関節を屈曲しより一層体幹に足を引き付けて前に進む力を生みます。膝関節は慣性の法則で屈曲が進み、大腿直筋により踵を上げすぎないよう制御されます。

その他足関節前脛骨筋がフットクリアランス保持、つま先が地面に着かないために足部を背屈させます。

 

次は加速期から遊脚中期まで。この時、股関節は腸腰筋の求心性の収縮により股関節を屈曲し下肢を加速させる力を生みます。

膝関節は慣性の法則で膝関節屈曲が進み、大腿直筋により踵を上げすぎないよう制御させます。

足関節は前脛骨筋が相変わらず足を床に着かないように働き、歩行時のバランスを制御してます。

遊脚中期から減速期にかけて。この時は股関節と腸腰筋は収縮を中止していますが、慣性の法則により前へ、重力により下へ(軽度屈曲位)動きます。

膝関節はハムストリングスが遠心性に収縮し、空中で減速した足をどこにつくかというブレーキ状態。足関節は前脛骨筋が相変わらず足を床に着かないように働く(軽度背屈位)し骨盤は前額面上で右側方に5°傾斜してます。

 

減速期から踵がつく踵接地期。

この時に股関節はハムストリングスが収縮して踵をどこに着くか決めるため、この時期のハムスリングスは重要です。

間違った収縮やアンバランスにより筋肉が肉離れを起こしてしまうことも有るので、ハムストリングスの作用は重要です。

膝関節はハムストリングスが最大に収縮、終期から踵接地にかけて大腿四頭筋が収縮し、空中で減速した足をどこにつくか決めます。

足関節は前脛骨筋が中間位に足を保ち踵接地に向かい、骨盤は右に4°回旋してます。

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画像元:http://trendnoki.com

 

まとめ

外反母趾は靴だけではなく、歩き方にも大きく影響されます。

歩幅見たり体重のかかる位置をみたり、見なくてはいけないポイントは多いですが、原因がわかれば対処も分かります。

今回紹介した内容を意識して、しっかり対策していきましょう。