『PTA活動が楽しみ!役員になってみたい!』
そういう人に会ったことがありますか?

耳にする多くは、『PTAいらなくない!?』『役員、何と言って断ろう・・』
といった感じのPTAに対するネガティブな意見です。

これほどまでに保護者に敬遠される「PTA」は本当に必要な組織なのでしょうか?

そもそもPTAは何の為に・誰の為の組織なのか?
保護者の加入は義務なのか?
加入しないことで子供にデメリットはあるのでしょうか?

今回はPTAに関する疑問を調べて見ました。

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PTAって何のためにある?

「Parent(保護者)-Teacher(先生) Association(団体)」
略して『PTA』は簡単な日本語で言うと「父母と先生の会」です。

PTAが学校・家庭・地域の架け橋となること、
児童生徒のためのボランティア活動を行うことがPTA活動の本来の目的で、
学校の付属機関ではありません。

多くのPTAでは会則が設けられており、会の趣旨はその会則に記載されています。
ここでは、ある地域の小学校の会則をみてみましょう。

(目的)
第2条 本会は、親と教職員が積極的に協力し、児童の健全な成長を図ることを目的とする。
(活動)
第3条 本会は、その目的達成のため、次の活動を行う。
(1)学校及び家庭における教育環境の改善・充実のための活動
(2)児童の校外の生活指導
(3)地域における教育環境の改善・充実のための活動
(4)会員相互の学習・親和のための活動
(5)社会教育の振興に寄与する活動
(6)その他本会の目的達成に必要な活動
(会員)
第4条 本会の会員は、豊原小学校の児童の父母(または父母に代わる者)及び教職員をもって
組織する。その他、本会の趣旨に賛同する者は、企画委員会の承認を得て、入会すること
ができる。

会則の通り、PTAの目的は、児童生徒の親御さんと先生が協力して、
生徒児童の成長を図る事が目的とされています。

学校によって会則は違っていますが、
概ね、PTAの本筋といった部分は上記の通りではないでしょうか。

ちなみに、ボランティアの意味は「自発的に~する」、「喜んで~する」という意味。
そう考えると、現在のPTAの活動の多くは、ボランティアと言える状況ではないのかも?!

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PTAは絶対に加入しないといけない!?

学校入学と共に「自動加入」状態のPTAですが、
本来は任意加入の組織で加入を義務付けられているわけではないのです!

PTAはあくまでも、学校、父母、児童生徒、地域を繋ぐ任意の教育団体。
日本国憲法第21条においても、国民は誰しも自由に結社をすることが保障され、
誰でも希望すれば「任意加入の団体」としてのPTAを参加・脱退することができます。

そうなんです!
PTAから強制される入会手続きは故に違法となります。
多くの父母の方々は入学と同時に自動的に入会させられると思っています。

これは、入学時の各種手続きにおいて、どさくさ的に書類に署名捺印させ、
既成事実を積み重ねるPTA独特の文化からその意識が根付いているのかも。

また、小学校や中学校の場合は給食費と一緒に
PTA会費も引き落とされる仕組みになっている学校が多いのも、
その理由の一つかもしれません。

では、実際に「PTAに加入しない、脱会する」
メリットとデメリットをみてみましょう。

 

加入しない・退会する場合のデメリットは?

PTAに加入しない、又は途中退会する際のデメリット。

・退会時にPTA会長や教員から必要な圧力。
・親同士や近隣コミュニティーからの陰口など。
・ご自身が感じる負い目。
・学校関連の情報量の減少。

仮にPTAを退会する際、又は退会後に一番感じるのは、上記の2つではないでしょうか。
こと、退会時のPTA役員や教員の圧力には相当な覚悟が必要。

校長室に呼び出され、退会を留まるように説得された例もあるほど。

そして、一番心配な事は、子供がどれだけの不利益を被るのか。

基本的に児童生徒の保護者がPTAに加入していないからといって、
子供が何らかの差別を受けることは社会通念上許されないことですし、
法律的にも認められていません。

学校教育法第百三十七条では

保護者が活動に参加できないあるいは入会しないことを理由に、その子どもを「登校班に入れない」「行事に参加できない」「配布物をわたさない」などと差別することは、社会通念上許されないうえ、日本国憲法第14条[1]違反となる。

と、されています。

ですが、実際にはPTA未加入・退会の場合のデメリットとして
「PTAからの配布物(プリント)が配られなかった。」
「PTA主催の行事に参加できなかった」
ということも実際にはあるようです。

PTAの本来の目的は「児童生徒のために、保護者が行うボランティア活動」です。

保護者がPTA活動に参加していないからといって、
その子供を差別して扱うのはPTA活動の趣旨とずれてしまいます。

また、PTA活動に参加しなくなると学校へ行く機会が減り、
学校の情報が入ってこなくなるということもあるようです。

ですが、本当に必要な情報は学校からお知らせがくるはず。
なのでその辺は割り切って考えれば問題はないはずです。

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加入しない・退会する場合のメリットは?

PTAに加入しない、退会するメリットは「時間的負担からの解放」

これが一番ではないでしょうか。

働く親御さんであれば、PTA活動に使っていた時間を仕事に使えます。
また、働いていない親御さんであれば、今後お勤めに出る事も可能になります。

時間的な負担がなくなることは、
PTA活動に参加しない最大のメリットと言えるかもしれません。

フルタイム勤務の保護者の場合、
「PTA活動に参加する為に、仕事を休まなければいけない・・」
といった精神的な負担がなくなるのもメリットです。

次いで、人間関係からの解放です。

人間関係の負担に関しては、解決とまでは言えなくても
顔を合わす機会が減るので距離を置くことができる、
関わり合いを減らせるというメリットがあります。

また、働く親御さんはPTAだけではなく、職場の人間関係からも解放されます。
PTAを理由に休む際、同僚や上司への根回しにはかなり神経を使いますよね。

これを失敗すれば、休みどころか、職場にいれなくなってしまいます。

PTA、職場の人間関係の負担が少なくなることで、
精神衛生状態が改善されることはとても大事なことですね。

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PTA加入のメリットは

PTA未加入・退会のメリットとデメリットを紹介しましたが、
PTAに加入しているとどのようなメリットがあるでしょうか。

PTAの活動に参加すると学校に行く機会が多く、
学校での子供の様子を参観日以外でも見ることができます。

また、必然的に先生達との関わり合いが増え、
学校に子供を預けることの安心感へと繋がることも多くあります。

PTAのメンバーで気の合う友人関係ができるかもしれません。

プロのスポーツ選手や育児の先輩方の講演会。
給食試食会や学級懇談会。

学校によってはPTAの大運動会等もあります。
各学校によってPTA主催の行事があったりなかったりするようです。

 

PTA活動は「児童生徒のための保護者によるボランティア活動」と考えれば、
保護者のPTAへの参加意識もかわるかもしれませんよね。

児童生徒の中にはもちろん我が子も含まれています。
小学校高学年や中学生ともなれば、
学校での出来事を親に話してくれない子も多いと聞きます。

PTA活動を通して学校に関わる機会が多ければ子供と共通の話題も増え、
それは親子にとって大きなメリットと言えると思います。

また、普段は仕事や介護、子育で忙しいけどPTA活動が気分転換になるという人もいるので、
人それぞれの考え方や性格でPTA活動に参加するメリットは変わってくるようです。

 

PTAの退会方法

仕事が忙しいだけではダメ!

現代は共働き世帯が多いのですが、
仕事の忙しさを理由にPTA活動に参加しないということは考えないといけません。

それだけを言ってしまえば、どのご家庭も一緒という事になります。

しかし、PTAへの参加が生活にも経済的にも支障をきたす、
耐えられない程のストレスを感じるなど、
保護者や家族にとって大きな負担として感じている場合には
PTAへの未加入・退会を考えてみるのも良いかもしれません。

PTAに加入していなくても、自分ができる範囲で
学校行事への手伝いボランティアとして参加することも可能だからです。

上記の事を踏まえ、PTAを退会する方法をご紹介しましょう。

 

PTAの退会方法

PTAを退会するのに特別な方法は必要ありません。

・退会届を記入。
退会届の宛名書きは、PTA会長、学校長宛てにします。

そして、退会理由、退会に至る簡単な経緯を記載します。
ここでは高圧的な文章ではなく、あくまでも腰は低くです。

もちろん、お子さんの学級とお名前もしっかりと記載します。

・退会届を渡す
記入した退会届は学級担任手渡しで渡しましょう。
この時に、退会するに至った経緯を簡単にお話しすると良いかもしれません。

どうしても、顔を合わせたくない方は、学校へ郵送でもOKです。

普通であれば、これでPTA退会届は受理されるはずです。

万が一、学校やPTA役員からの呼び出しがあった場合は、
応じない事をおすすめします。

あなたお一人で敵陣に乗り込んで、
相手を丸め込む話術があれば別ですが、
大方、そういった状況にはなりません。

呼び出しや説得などの対処には、面倒でも文章で執り行うのがいいです。

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PTA退会の前にしっかり考える

PTAの活動を親御さんの中には自薦でやりたいとおっしゃる方もいますが、
中々居ないのも現実。

推薦で先生方に押され渋々なってしまった方も居ますよね。
ですが、先生方を近くでサポートできるという点で見てみると、
より近くで先生方の教育姿勢を間近で感じられる事ができるので
子供たちの利点にもなるのではないでしょうか。

小学校は幼稚園保育園とは違い、
クラスや人数が増える所が多いので、
最近騒がれているいじめ問題や風紀も先生との交流が深い分、
より話しやすくなるかと思います。

子供たちが安全に登校できるのも
地域の方々やPTAの方々のお蔭でもあります。

子供たちが毎日通う校庭の花壇を綺麗にしてくれているのも
PTAの方々が動いてくれているのも確かです。

誰かがやってくれてる~だけではなく、
花壇が綺麗になってる!ありがとう!
と思うだけでも感謝の気持ちが芽生えるのではないでしょうか。

役員になってないから関係ない。ではなく、
身を粉にして自分の子供を含め、
多くのお子さんの為に月何十時間も費やしてくれている感謝の気持ちを表すのも必要な事。

子供の為に頑張る父親母親の背中を見ていると子供自身も嬉しくなると思います。
学校にとっても勿論子供たちにとってもPTAとは親として大切な仕事なのだと。

共働きが多くなった現在、PTAに入会したい人だけとなると
人数が格段に減っていくのも致し方ない事。
親御さん皆様役員になったらと身構えていますからね。

誰かが入ってないから入らない、面倒なので退会するという理由ではなく、
根拠のある理由があるのならば多言せず入会しなくてもいいものなのかもしれません。

中々難しい問題ではありますが、しっかり親御さん同士で話し合い、
先生方とも話をした上で、PTAとは何かを今一度ご理解いただければ幸いです。

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