『ゴースト血管』と言う耳慣れない言葉を耳にして『一体何だろう?』
そう思った方も多いのではないでしょうか。
『ゴースト』と言うくらいですから、消えてなくなる血管のこと?
それとも、形を変え変化する血管のことなのでしょうか?
今回はゴースト血管について少し調べてみました。
ゴースト血管とは
消える血管?
ゴースト血管とは何だかご存じですか?
血管には3種類あります。
大きい血管は『動脈』と『静脈』
それと、体中を網の目のようにめぐっているのが『毛細血管』
この毛細血管は体の中で99%占めているそうです。
ゴースト血管は、毛細血管が昨日しなくなってしま血管の老化現象。
この毛細血管は、細くてちょっとした衝撃でも、傷ついて出血します。
加齢により血管壁細胞が剥がれ血管の内皮細胞がむき出しになりとてももろくなります。
さらに老化が進むと破れやすい血管となり、血管の形は残ってるものの、血液の流れがなくなってしまってる血管をゴースト血管と呼ます。
このゴースト血管は最悪の場合は消えてなくなってしまうのです。
ゴースト血管のチェック法
では、ゴースト血管に自分もなってないか不安になりますね。
ここではゴースト血管のチェック方法ご紹介します。
チェック項目として振り返って欲しいのが
以下の項目です。
- 肌の老化、(シミ、シワ、)
- 肩こり
- 冷え性
- 白髪が増えた
- 目が疲れやすくなった
- 目の下にクマができやすくなった
- 睡眠をとっても翌朝疲れが抜けなくなった
この中でひとつでも、当てはまればゴースト血管の可能性があるということです。
そして、ゴースト血管に判別は足首!
くるぶしが一番わかりやすいといわれています。
太くて青い血管が並んでいれば正常ですが、赤紫の細い血管が浮き上がっていると毛細血管がゴースト化している可能性があります。
また、肌のハリがなくなったというのも、老化してゴースト血管がふえているあらわれ。
睡眠をとっても、翌朝疲れが取れないのは、各臓器に張り巡らされた血管の働きが悪くなっているから。
肝臓や腎臓の血管はゴースト化すると、解毒が進まず疲れが残るといわれています。
毛細血管がゴースト化する理由
ゴースト血管になってしまいやすい生活習慣とはどのよう生活でしょう。
一般的にゴースト血管と密接なつながりのある生活習慣をみてみます。
『運動不足』
体を動かさないために、全身の毛細血管まで栄養が届かないので血管がゴースト化してしまいます。
『太りすぎ』
脂肪に血液を流していると、隅々の毛細血管まで十分な血液がまわらなくなる。
その為、血管のゴースト化が起こり、最悪は消えてなくなる可能性も。
『暴飲暴食』
食べ物をとると、消化吸収するために胃や腸に血液が集中します。
慢性的に胃や腸に血液が集中しているので、その分、末端にまで血液が滞る。
また、生活習慣とまでは行きませんが、若い女性のハイヒールやスキニーパンツは、血行悪化の原因となります。
若くても、『詰まる』『締める』ことはゴースト血管への危険性が高まります。
知らずにやってる生活習慣によって、ゴースト血管になっていくってちょっと怖いですね。
ゴースト血管が増えるとどうなる?
血管は血液をとおすことで、細胞や臓器に栄養や酸素を送る大切な役割をしています。
ゴースト血管が増えて血流が悪くなれば、動脈硬化を引き起こし、血管が詰まったり、裂けたりすれば、
『心筋梗塞』『心不全』『脳出血』といった病気を引き起こしてしまう原因となります。
血管を若々しくいると、これらの病気の予防になります。
また、温かい血液が全身にいきわたるのには毛細血管が重要になっています。
毛細血管がゴースト化して血液が隅々までいっていないと冷えます。
そうすると、周辺の血流も滞り、さらに、ゴースト血管が増え、また全身も冷える。
冷えを放置すると、ゴースト血管が増えて、さらに冷えるという恐ろしい冷えのスパイラルに陥ってしまいます。
そしても一つの疑問。
毛細血管から、血液は漏れないの?
こんな素朴な疑問が生じます。
実は、毛細血管の内側の細胞が壊れて血液が漏れ出しています。
酸素や栄養もゆきわたらず、漏れた血液によって炎症を起こしたりもします。
これが『慢性炎症』といわれる状態です。
この慢性炎症は、様々な病気の元といわれています。
免疫異常を起こして、糖尿病の原因となる。
また、遺伝子にダメージを与えて、ガンの原因となるとまでいわれています。
そして『骨粗鬆症』『腎障害』『アルツハイマー病』なども可能性があるといわれています。
炎症が続くと様々な合併症がおこる可能性が高い!
とても厄介な症状なのです。
それでは、この症状を改善する方法はあるのでしょうか。
次はゴースト血管を改善する方法をご紹介しましょう。
ゴースト血管を改善する方法
体内成分「Tie2(タイツー)」
最近、「Tie2(タイツー)」と言われる外側と内側の細胞をくっつける成分が注目されています。
血管外側の壁細胞から分泌される「アンジオポエチン-1」という成分と結合することで、血管が消えてしまったり老化するのを防いでくれます。
この「Tie2(タイツー)」が活性化すれば、毛細血管の老化が防ぐことができるかもしれないということです。
では、この「Tie2(タイツー)」と結合し活性化を促してくれる栄養素を含んだ食材。
その食材とはどのようなものがあるのでしょうか?
ルイボスティー
この「Tie2(タイツー)」が活性化するといわれている飲み物は『ルイボスティー』です。
ルイボスティーとは、南アフリカ生まれのお茶です。鉱物の多い土地でしかとれません。日本では、栽培できないようです。
お茶なので、飲みやすく、生活に取り入れやすいですね。
ただし、鉄分が多いので、肝臓病の人で鉄制限しなくてはならないひとには向きません。
シナモン
また、シナモン、おなじみのスパイスですね。
シナモンも「Tie2(タイツー)」が、活性化するといわれています。
シナモンは、紅茶やコーヒーにひとふりして飲むのがオススメです。
また、シナモンシュガーとしてもうっており、トーストにかけて食べる、ヨーグルトにかける、ホットアップルにかけて食べることもできます。
また、シナモンは日本では古くはニッキと呼ばれていました。
京都の銘菓八つ橋としておなじみですね。
また、ニッキ成分ののど飴もありますね。
漢方では肉桂という名前でおなじみです。
ヒハツ
最近注目の食材にヒハツという、沖縄の香辛料があります。
この『ヒハツ』
沖縄ではうどんにかけたりしているのですが、カレーや焼肉にも入れることができます。
ヒハツの摂取量の目安は1日小さじ1~⒉杯程度です。
インドのアーユルヴェーダで冷えを改善するものとして、取り上げられていたものだそうです。
このヒハツは、スーパーで簡単に手に入るものではありません。
まさか香辛料と思わず、あちらこちらのサプリメントやドラッグストアにお買い求めに行った方もいたようです。
世間的な知名度はかなり低い!
ですが、Amazonや楽天などネットでお取り寄せできます。