神社と寺のお守りの違いは?処分方法には何がある?
2020年1月11日公開
お正月に神社やお寺にお参りすると必ずといってよいほどお守りを見に行ってしまいます。
最近は子供用のお守りもあったり色柄も豊富で、眺めているだけでも楽しいお守りが増えていますね。
そこでついつい出先で購入するうちに、気が付くとバッグの中が「○○神社」「○○寺」のお守りであふれていた・・・!!
なんてことはありませんか??
そうなると、
・神社とお寺のお守りを同時に複数もっているけれど、 これってお守りの効果はどうなるの?
・たくさんありすぎて、処分に困ってしまう。
と悩んでしまうことも。
そこで、この度
神社とお寺のお守りの違い や、お守りの処分方法 など、
徹底的に調べてみることにしました!
神社と寺のお守りの違い
毎年初詣に出かけたとき、古いお守りを納めて新しいお守りに替える習慣がある人も多いのではないでしょうか?
その時「交通安全」や「縁結び」など叶えたいことや、特に祈願したい内容のお守りを購入しますが、
そのお守りが目的に合っていれば、購入場所が神社だろうとお寺だろうと、正直あまり気にしていませんね。
確かに、お守りの見た目や効能は神社やお寺でさほど変わりありません。
しかし、神社とお寺のお守りは少し作られ方が異なっています。
神社のお守り
奉製された後ご神前でお祓いされ、神様の御霊(みたま)が鎮められています。
そのため、
神様の力が込められているもの
といえます。
肌身離さず身につけていることでさらに効果がアップするのだそう。
また、神社には新しいものほど穢れが少ないという考えがあるので、古くなったらお守りを買い替えた方がよいとか。
お寺のお守り
お寺のお守りには、読経(どきょう)や焼香(しょうこう)などの儀式が施されています。
そのため、
祈りがかたちになったもの・祈りの賜物
といえます。
ただし、同じお寺でも浄土真宗ではお守りを授与しないし、仏教のお守りがない地域もあるなど、宗派や地域による違いもあります。
このように、見た目や種類にはあまり違いがありませんが、お寺と神社、それぞれの宗教観の違いを反映しており、
お寺のお守りは仏様への
祈りが込められている。
神社のお守りには
神様の御霊が宿っている。
という違いがあるのですね。
ちなみに、お守りを「買う」という言い方をしてしまうがちですが、これはNG。
お守りは、そこに宿る神仏からご利益を授けていただくもの。
そのため、お守りは「買う」のではなく「受ける」というのが正しいとのこと。
道理でお守りの購入場所が「販売所」ではなく「授与所」となっているわけですね。
確かに、お守りがどのようにして作られているかを知ると、普通に店にある物のように、気軽に買ったり売ったりするものとは違うのだと実感しますね!
そもそも神社とお寺の違いとは?
お守りが神社製かお寺製か気にしたことがないように、
初詣や観光に行く先で、神社とお寺を明確に区別している日本人は実はそう多くないでしょう。
神社と寺院は、日本の二大宗教施設と言えますが、どちらがどういう神様を祀っているのか、いざ人に説明してといわれても答えにつまってしまいますね。
ごく簡単にいうと、
神社には神道の神様が、
お寺には仏教の仏様が祀られています。
そこまではほとんどの人が説明できるでしょう。
「では、神道って何? 仏教って?」
と、外国の方に聞かれるとどう答えますか?
そもそも、神道と仏教は何がどう違うのでしょうか?
簡単に説明していきます。
【神道と仏教】
神道とは、日本に古来から伝わる宗教で、神々が樹木や岩、山川などの自然界に宿っているとする自然信仰が大元となっています。
時代を経るうちに、自然を司る神々が日本神話中の天皇の祖先神として結びつき、歴代天皇や皇族と縁の深い人物も神様として神社で祀られるようになりました。
仏教は紀元前5~6世紀にインドで誕生。
開祖であるお釈迦様の教えをもとにした宗教で、お寺では釈迦如来像などの仏像を、釈迦や他の仏様の化身として拝んでいます。
仏教が遠くインドから中国・朝鮮半島を経て日本に公式に伝来したのは538年。
その後、仏教を信仰するかどうかで豪族同士の争いもありましたが、
奈良時代以降は「神仏習合」といって、神も仏も一緒に祀るようになりました。
それからは神道の神様も仏教の仏様も同じ寺や神社で祀られていることが多かったのです。
変化が起こったのは明治期。
神仏分離令により神社とお寺がはっきりと区別されるようになり現在に至っています。
まとめると、
神社:日本古来から伝わる八百万の神々をベースにした 神道の神々を祀っている宗教施設
お寺:インド伝来の、
お釈迦様の教えを基にした 仏教を信仰し、 仏の化身である仏像を拝む宗教施設
ということができます。
しかし、神社とお寺がはっきりわけられたといっても、今なおどちらも自然に生活の中に溶け込んでいますね。
神社の宮司やお寺の僧侶など、それぞれの宗教に直接携わる人々は別かもしれませんが、
一般に日本人は初詣は神社へ、墓参りはお寺へといった具合に、神社とお寺を使い分けていて何の疑問も不便も感じていません。
日本は古代から神道で「八百万の神々」と言われるようにたくさんの神様がいると信じられていました。
日本がもともと一神教の国ではないからこそ、神道も仏教もどちらも生活に浸透し、共存してきたのですね。
そのため神社もお寺も、日本人の生活には欠かせない施設になっています。
神社と寺のお守りを一緒に持っているとダメなの?
神社とお寺の違いはわかったのですが、バッグの中のお守りは、相変わらず「神仏習合」状態。
こんな状態でよいのでしょうか??
結論から言うと、
複数のお守りを一緒に持ち歩いても大丈夫です!
神社とお寺のお守りが一緒になっていたら、
あるいは同じ神社といっても違う神社のお守りが複数あったら
神様や仏様がケンカをするのでは?
という説があるようですが、神様は基本的には「信じる人を守護する」という存在。
自分の本分を忘れて覇権?派閥?争いをするような愚かなマネはなさらないのです。
また、人によっては「ひとつのお願いごとにつき、お守りは一つにした方がよい」
という方もいます。
しかし、合格祈願や安産祈願で、親戚や友人から多数いろんな神社仏閣のお守りを頂いたんだけど・・・という場合もあるでしょう。
そういう場合は、すべてありがたく感謝の心で受けて下さいね。
ただしお守りにはより効果的な持ち方や、このように扱ってはいけないという持ち方があります。
まずは、NGな持ち方から。
NGな持ち方とは、
・お守りのご利益が期待できなくなる
・お守りを持っていても意味がない
持ち方のことです。
やってはいけないお守りの持ち方
●暗く密閉した場所に放置する
もらったお守りを机の引き出しに入れっぱなしにいていたりしませんか?
お守りは神仏が宿るもの。
丁寧に扱わないと、そのご利益は得られません。
●あらっぽく扱う
お守りを粗末に扱って、汚れたり破れたりしていませんか?
お守りを大切に扱うことは、神様を大切にしていること。
誰だって、自分を大切にしてくれる人により報いたいと考えますね。
それは神様も同じこと。
ただし、いくら大切にしているといっても古くなったお守りをいつまでも持ち続けるのもNG。
詳しくは後で解説しますが、お守りの正しい処分方法を実践し、
願い事が叶った、あるいはお役目が終わったと直感したお守りは神社やお寺に返納しましょう。
より効果的なお守りの持ち方
では、お守りはどのように持つとよいのでしょうか?
◎身近なものに着ける
ペンケースやバッグ、スマホなど、いつも肌身離さず持ち歩くものにつけておけば、神様のご利益をより受け取りやすくなります。
ただし、NGな持ち方にあったように、お守りを粗雑に扱うようであれば逆効果なので要注意!
◎神棚に置く
神棚は神様の家のようなものだからぴったりですね!
神棚がない場合は、棚やタンスの上に白い布(なるべく上質なもの)を敷いて、その上に置くようにします。
いずれにしても、掃除がいきとどかない暗くてジメジメした場所ではなく、明るくて高さがある、清潔な場所に置くようにしましょう!
お守りの返納先と処分方法
先ほど、古くなった(なりすぎた)お守りを持ち続けるのはNGとお話ししました。
しかし、お守りってどうやって処分したらいいのか、わからないという人も多いと思います。
神社のお守りには神様が分霊されているし、お寺のお守りには仏様への祈りが込められている。
そんなありがたいものを古くなったからとゴミ箱に捨てるのはさすがに気が引けますね。
お守りは、基本的には神社やお寺に返すもの。
でも「返す」といっても具体的にどこに、どのような方法で返せばいいのでしょうか?
順番に確認していきましょう。
お守りを処分する時期は?
お守りは古くなったら返した方がよいとはいえ、そもそもどのくらいの期限を目安にしたらよいのでしょうか?
基本的には、お守りに期限が決まっているわけではありませんが、
授与された1年後に返納するとよいといわれています。
初詣にお参りした時に
1年無事に過ごせたことに感謝しつつ、お守りを返納し、新しいものをいただくという流れができている人も多いですね。
とはいえ、お守りの効力や神様のご加護が
1年という期間限定であるわけではありません。
しかし、お守りが自分の身代わりになって起こりうる災難をさけてくれているので、そのエネルギーは時間の経過とともにだんだん失われていっています。
そこで、新しいエネルギーに満ちたお守りに取り換えて昨年の厄を払い、再び神仏のご加護をいただくというサイクルが大切なのですね。
しかし、「安産祈願」や「合格祈願」など、目標が達成されると役目を終えてしまうお守りの場合はいつ返納したらよいのでしょうか?
その場合は、お役目を終えた時点で(たとえ願いが叶わなかったとしても)、御礼参りをかねて神社やお寺へ返納しましょう。
1年という期限にとらわれることもありません。
また、必ずしも初詣の時にというわけでもなく、自分のタイミングや直感で、「お役目を終えた」と感じられたお守りを感謝とともに返納しても問題ありません。
それではいよいよ、返納の手順を確認してみましょう。
※本来お守りを「処分」すると表現するのはふさわしくありませんが、説明の都合上、「処分」と書かせていただいている箇所もあります。
日常では「納める」「返納する」などがふさわしい表現です。
神社とお寺、どちらのお守りか確認
まず、処分する予定のお守りがどこのお守りか確認します。
前述したように、
お寺と神社ではお寺では仏様を祀り、神社は神様を祀っているという違いがあります。
祀ってある神仏が異なっているので、
神社のお守りは神社へ、お寺のお守りはお寺へ、お返ししましょう!
もしどなたかにもらったお守り等で、お寺か神社か分からない時は、お守りに書かれている名前を見てください。
名前の末尾で神社かお寺か区別がつきます。
神社の場合: ○○神社、大社、神宮、宮 お寺の場合: ○○寺、院、堂、坊
ただしお寺では、他の宗派のお寺で授与されたお守りの処分は失礼にあたることがあるので、宗派を調べてから納めてください。
中には神社やお寺の返納所に家庭ごみを持ち込まれて困っていて、やむを得ず自分の神社・寺のお守り以外は受け付けないとしているところもあります。
他の神社やお寺のお守りを処分する時は、その神社やお寺に確認をとった方がより丁寧でしょう。
お守りは「古札納め所」「古札受付」へ
基本はお守りを授与された神社やお寺にお返します。
だいたいどの神社仏閣でも年末年始以外でも、一年中古札の受付はされています。
境内に古札やお守りを納める専用の箱か、
古札受付をする場所があります。
神社では「お焚き上げ」「古神札納め所」等と書かれている場合もあります。
神仏に護っていただいた感謝をしながら、古いお守りをその箱に納めてください。
箱の横にさいせん箱が置いてある場合は、そのお守りと同額程度を入れるのが一般的です。
お守りを箱に納めるときは神仏のご加護へのお礼と感謝を忘れずに。
古いお守りを受け付ける場所がわからない、あるいはない場合は、
神社やお寺の方に古いお守りを処分したい旨を伝えてみると預かって下さいます。
お守りを受けた神社・寺に行けない場合
近場の神社やお寺のお守りなら直接返しに行けるのですが、
引っ越した場合や、旅行先でお守りを受けたなどの理由で遠方のため、お守りを受けた神社やお寺にいけないことがあります。
その場合どうすればよいか、方法を4つご紹介します。
郵送する
郵送でお守りの返納を受付している神社仏閣が増えています。
その場合、お守りを封筒に入れ、古いお守りを納めたいということを書き、お焚き上げ料として気持ちばかり包んで郵送するとよいでしょう。
ただし、郵送での返納を受け付けていない神社やお寺もあるので、できれば公式ホームページや電話などで送り方も含め、事前によく確認してから郵送するようにしてください。
他の神社・寺で処分してもらう
先ほどもお話しましたが、他の神社やお寺のお守りの処分を受付可能な神社・寺もあります。
郵送かつ他の神社や寺のお守りでも受け付けて下さる寛容なところもありますが、念のため、他の神社や寺のものでも納めてよいか確認してからの方がよいでしょう。
どんと焼きへ持参する
全国各地で1月15日頃、正月飾りや書初めを焼く行事がありますね。
どんと焼き、あるいはお焚き上げなどと呼ばれる行事が行われている地域であれば、どんと焼きで一緒に焼いていただくこともできます。
自宅で処分する
上の3つの方法のいずれかが可能である場合がほとんどだと思われますが、
海外に長期出張・留学中などどうしてもこれらの方法が難しい場合があります。
その場合は自宅で処分するしかありません!
用意するものは、お守りを包める大きさの白い紙と塩です。
お守りを紙の上において、塩を一つまみずつ「左に一回、右に一回、再び左に一回」かけます。
最後に白い紙でお守りを包んで、燃えるゴミとして処分します。
自宅の庭が花火ができる程度の広さがあれば、上の方法でお守りを塩と一緒に包んだら、庭で焼却してもよいでしょう。
ただし、最近は自宅でたき火などができない地域も多いですね。
ゴミ箱に捨てるには忍びないですが、どうかありったけの感謝をこめて最後まで丁寧に扱うようにしましょう!
返納方法のポイント
古いお守りの処分にあたってのポイントは以下の5つです。
①お守りをいただいた神社・お寺に 返すのが基本。
②遠方で行けない時は近所の神社やお寺で 大丈夫 (※受付可能か確認は必要です)。
③神社のお守りは神社に、お寺のものはお寺に。
お寺では宗派も同じお寺に。
④返納するときは、感謝の気持ちを込めて、 お焚き上げ料も添えて。
⑤郵送や、どんと焼きで焼却などの方法もある
これらのポイントを守って、正しくお守りを納めましょう!
神社とお寺の豆知識「おみくじ編」
神社とお寺でのお守り同様に「おみくじ」もありますね。
「おみくじ」は神社とお寺では何かが違っているのでしょうか?
結論から言うと、
おみくじの内容や種類は、神社とお寺でほぼ同じです。
大吉や凶など、総合的な運勢があって、項目ごとに短い解説があります。
何か違うところがあるとすれば、
ご宣託を神社のものは和歌で、お寺のものは漢詩で
書かれている点です。
なぜ、ご託宣が和歌と漢詩に分かれているのかには理由があります。
おみくじの歴史とともに理由を解説しましょう。
おみくじが急速に庶民の間に広まったのは江戸時代。
そのころのおみくじは、神社もお寺もほぼ同じ形式のおみくじで、ご託宣は五言絶句の漢詩でした。
これは、日本のおみくじの開祖である天台宗の僧侶・良源上人(912~985年)が伝えたというおみくじの元祖(=「元三大師御籤」)に、
100種類の漢詩が書かれていたため。
今でも多くの寺院では、伝統的におみくじのご託宣は漢詩で書かれています。
しかし、明治期の神仏分離令によって神社はお寺と同じおみくじを使うことができなくなりました。
そんな折、明治中ごろに山口県のある神社の宮司がご託宣が和歌で書かれたおみくじを製造発売しました。
このスタイルが評判となり、全国の神社に広がっていったとのこと。
それ以降、現在に至るまで神社のおみくじのご託宣は和歌、お寺では漢詩という形が継承されています。
ちなみに、最初にご託宣を和歌で書いたおみくじを製造販売した山口県の神社はずっとおみくじを作り続けていて、
全国の神社のおみくじの6~7割という(9割以上という説も!)
圧倒的なシェアを誇っています。
このように、神社は和歌、お寺は漢詩でご託宣が書かれているという違いがありますが、
基本的な運勢や書かれている内容には大きな違いはありません。
おみくじを引いた後は神社やお寺の所定の場所に結んでもよいし、持ち帰ってもかまいません。
ただし、しばらくしてから持ち帰ったおみくじを処分する時には
お守りと同じく、ゴミ箱に捨てるのではなく、
神社のものは神社に、お寺のものはお寺に
納めるようにしましょう!
神社とお寺の種類と神様一覧
実は一口に「神社」「寺」といってもその種類はいくつかあります。
まずは神社の種類と祀られている神様からご紹介します!
神社の種類と御祭神
神社には名前の末尾につく「社号」によって大きく「神宮」「大社」「宮」「神社」に分けられます。
社号によってその神社の格の高さや祀られている神様がわかります。
では、社格の高い社号から順にご紹介します!
(※神社の例のカッコ内は主祭神です)
神宮:神社の中で最も格の高い神社。
皇室と縁が深く、大変由緒ある神社にのみ使用。
全国で24社しかない。
①御祭神が皇室の祖先神である神社
例)伊勢神宮(天照大御神)
※「神宮」とだけいうと伊勢神宮を指す
②御祭神が歴代天皇である神社
例)平安神宮(桓武天皇、孝明天皇)
明治神宮(明治天皇)
③御祭神が皇室にゆかりの深い神器や神である神社
例)石上神宮(布都御魂)
鹿島神宮(武甕槌神)
香取神宮(経津主神)
大社:「神宮」に次いで格式が高い神社。
旧官幣大社や旧国幣大社など、社格が高かった神社や
御祭神や神社の名前を同じくする
神社の系列の頂点に立つ神社。
全国で24社。
例)出雲大社(大国主大神)
※明治までは「大社」は出雲大社にのみ使用。
伏見稲荷大社(稲荷大神)
熊野本宮大社(家都美御子大神)
宮:「大社」と同じく、「神宮」に次ぐ格式が高い神社。
嫡男系の皇孫や天皇を御祭神とする神社。
例外として、歴史上の重要人物を祀っている神社も。
例)鎌倉宮(護良親王)
日光東照宮(徳川家康)
太宰府天満宮(菅原道真)
神社:最も一般的な神社を表す社号。
ここで、主に「大社」が統括する神社グループで全国に分社が多いものから順に10系列をご紹介します。
主祭神 | 本源神社 | 系列 |
宇迦之御魂神 | 伏見稲荷大社豊川稲荷大社 | 稲荷 |
応神天皇 | 宇佐神宮 | 八幡 |
天照大御神 | 伊勢神宮 | 神明(天祖) |
菅原道真公 | 北野天満宮太宰府天満宮 | 天神(天満) |
熊野大神(複数神) | 熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社 | 熊野 |
建御名方神 | 諏訪大社 | 諏訪 |
須佐之男神 | 八坂神社 | 祇園 |
菊理媛神 | 白山神社 | 白山 |
大山咋神 | 日枝大社松尾大社 | 日吉(山王) |
建御雷之男神 | 春日大社 | 春日 |
寺の種類と仏様一覧
次は寺院のご紹介です。
寺の正式名称は
「○○山○○院○○寺」という形であり、それぞれ「山号・院号・寺号」 といいます。
お寺によって通称の末尾が「○○寺」と「○○院」の違いがある場合がありますが、神社のように格の違いを示しているものではありません。
「○○院」は、その方がその寺の特徴をよく表している、
あるいは
天皇家や摂関家と関係が深い寺である場合によく通称に用いられます。
寺の中の建物の種類としては
「寺」「院」「堂」「庵」「坊」などがあります。
寺:僧侶が住む建物一般
院:寺の敷地内の一部にある別の建物
堂:寺院の中にある大きな建物
庵:出家した人や隠遁生活を送る人が世俗を離れて住む小さな建物
坊:大きなお寺に属する小さな寺
もちろん、それぞれに例外があり、「庵」や「坊」でも大きく有名な寺もあります。
次に、お寺で祀られている仏様の分類についてお話します。
仏様は主に「如来」「菩薩」「明王」「天」に分けられます。
一般に「如来」が最も格が高いとされています。
順にご紹介しましょう!
如来:仏様の世界で最も偉いとされます
例)釈迦如来(仏教の象徴)
阿弥陀如来(極楽浄土へ案内してくれる)
盧舎那仏(宇宙の真理を知っている)
菩薩:如来になるために修行をしている仏様
例)弥勒菩薩 (如来に最も近い菩薩)
聖観音菩薩 (もっとも一般的なお姿)
地蔵菩薩 (仏がいない時代を守る)
明王:如来の化身であり、人々を救うために必死の形相をしています
例)不動明王 (大日如来の化身で明王のリーダー)
愛染明王(愛の欲望の深さを逆手にとって悟りを求める心へと向かう力に変えようとする)
天:古代インドの神々がベースになっている、多種多様の仏様
例)四天王 =持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)
(如来たちがいる須弥山(しゅみせん)を東西南北のそれぞれ方角を守る)
弁財天 (仏法を守護する戦う女神で、のちに財宝神)
阿修羅 (戦いを象徴。最強の守護神)
仏様にはまだまだたくさんの種類があります。
それぞれの仏様には得意分野があります。
お寺に何かの祈願に行くときは、そのお寺の規模や有名度というより、本尊となっている仏様の種類を確認されるとよいかもしれませんね。
たとえば薬師如来は「仏界のお医者様」。
健康長寿や病気平癒を祈願したいときは薬師如来が祀られているお寺にいくとより願いが聞き届けられるかも。
こうしてみると神社と寺、どちらも種類が豊富ですね!
名称の由来や祀られている神仏について予備知識があると、身近な神社やお寺もより興味深く感じられますね!
まとめ
神社のお守りは 神様が分霊されたもの、お寺のお守りは 仏様への祈りの結晶。
いずれも大切に扱わなければご加護など願えないものでしたね。
神仏の授かりものとして粗末にしないように持ち歩き、
だいたい1年経過後、あるいはお役目が済んだと思われる場合、正しい方法で返納してくださいね。
お守りについて調べた後は、ひとつ1つのお守りがより身近に、頼もしく感じられるようになりました。
みなさんにも神仏のご加護がありますように!