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神社と寺の参拝方法の仕方を確認!お守りやおみくじに違いはあるの?

2018年12月23日公開

日本では、毎年お正月には神社やお寺に初詣に出かける風習がありますね。

近頃は観光地やパワースポットとして国内外から人気を集めている神社仏閣もあります。

このように、私たちはお寺も神社もまとめて「神社仏閣」と呼んで、分け隔てなく観光へ出かけたりしています。

ところで、神社とお寺の違いってなんだか分かりますか?

かなりざっくりと説明すると、

神社は神道の神様、

お寺はお釈迦様をはじめとする仏教の仏様を祀ったところ。

神様が違うし、祀っている建物の造りも違いますね。

だから、参拝方法も全く同じというわけではないのです。

そこで、神社とお寺での参拝方法の違いをちょっと確認してみましょう!

神社とお寺で授与されているお守りやおみくじなども違いがあるかどうか調べてみましたので、最後までおつきあいくださいね!

神社とお寺の参拝の仕方が違う?

神社には神道の神様が、お寺には仏様が祀られていますが、そもそも、神道と仏教は何がどう違うのでしょうか?

簡単に説明していきます。

神道と仏教

神道とは、日本に古来から伝わる宗教で、神々が樹木や岩、山川などの自然界に宿っているとする自然信仰が大元となっています。

仏教はインドから伝来し、開祖であるお釈迦様の教えをもとにした宗教で、お寺では釈迦如来像などの仏像を、釈迦や他の仏様の化身として拝んでいます。

仏教が日本に伝来した当初は仏教を信仰するかどうかで争いもありましたが、

奈良時代以降は「神仏習合」といって、神も仏も一緒に祀るようになりました。

それからは神道の神様も仏教の仏様も同じ寺や神社で祀られていることが多かったのです。

その後、明治期の廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)で一時お寺が冷遇され、神社とお寺がはっきりと区別されるようになりました。

しかし、現代の私たちの生活の中には神社もお寺もどちらも生活の中に溶け込んでいますね。

明確な信仰心がある人は別かもしれませんが、初詣は神社へ、墓参りはお寺へといった具合に、神社とお寺を使い分けていて何の疑問も不便も感じていません。

もともと日本は古代から神道で「八百万の神々」と言われるようにたくさんの神様がいると信じられていました。

日本がもともと一神教の国ではないからこそ、神道も仏教もどちらも生活に浸透し、共存してきたのですね。

神社とお寺の参拝方法

一緒に祀られていたくらいだから、参拝方法を少々間違っていても、神や仏が目くじらを立ててバチがあたるなんてことはないでしょう?!

だけど、神社は神社、お寺はお寺のマナーに沿った参拝方法でお参りした方が気持ちがすっきりしますね。

そして、長い年月をかけて形作られてきた様式にはちゃんとした理由があるものが多いです。

そこで、神社とお寺の参拝方法をそれぞれ確認してみましょう。

【神社での参拝方法】

一、鳥居の前ではコートやマフラーは  できるだけはずし、くぐる前に一礼

二、参道の真ん中は「正中」といって
  「神様の通り道」。

  真ん中は避けて、どちらかの端に  よって歩きましょう。

三、手水舎では必ず手と口を清めます。

①まず右手で柄杓を持って水をくみ、左手にその水をかけて清めます。

②次に左手に柄杓を持ち替えて右手を清めます。

※左利きの人も左手から清めます。

③再び右手に持ち替え、左の手の平をお皿にして水を受け、その水を口元へ持っていきます。

④口を付けた左手を再度清め、柄杓を垂直にして残った水を柄の部分に掛けて清め、裏返して元の場所に戻します。

四、神様へのごあいさつとして鈴を鳴らす

五、お賽銭を入れる

※金額には特に決まりはありません

六、「二拝二拍手一拝」で拝礼

①2回深くお辞儀をします。

②2回大きく拍手をします。

※胸の高さで、右手を一関節分下にずらして両手を打ちます。

③その後もう1回深くお辞儀をします。

七、参拝が終わって帰るときも、神社に 向き直って軽く礼をしてから鳥居をくぐる

間違えやすいのは、手水舎での手を清める手順ですね。

多くの神社では清め方を図解している看板を用意していますが、できれば覚えておいて、スムーズに参拝できるとよいですね!

【お寺での参拝方法】

一、山門をくぐる前に合掌し、一礼する

山門は神社の鳥居にあたります。

寺院の聖域に入る前のごあいさつですね。

二、手水舎で手と口を清める
方法は神社と同じで大丈夫です。

手水舎がない寺院の場合はそのまま進みます。

三、鐘楼で鐘をつく

あくまで鐘をついてよければ、という条件付きですが、鐘をつきます。

※ただし、参拝を済ませた後に鐘をつくのは「戻り鐘」といって縁起が悪いとされているのでNGです。

四、ろうそくや線香をささげる
本堂の前にお線香をたく香炉がある場合には、線香をささげ、その煙をあびて身体を清めます。

線香は1本で構いません。

※なお、線香やろうそくの火を他の人からもらうとその人の業(ごう、災いや因果)を引き受けてしまうのでご注意ください!

五、お賽銭を納める
寺院でのお賽銭は、「自分の欲を捨てるためのお布施」であり、修行の一環です。

投げるように入れるのではなく、丁寧に。

六、鳴らし物があれば鳴らし、合掌して拝む(柏手はなし)

七、一礼して退く

参拝方法の大きな違い「お寺は柏手を打たない」

一番大きな違いは、本堂(拝殿)前で柏手を打つかどうか。

神社では「二拝二拍手一拝」をしますが、お寺では合掌してからお祈りし、最後に一礼するのみです。

その他、お寺では鐘をついたり献灯・献香といった手順があります。

しかし、ご紹介した参拝方法も絶対こうしないといけない、という決まりではありません。

お寺では柏手を打たない、
ということだけ頭に入れておいて、神社でもお寺でも、心を込めて真摯にお参りをしましょう!

まだある神社とお寺の違い!お守り・おみくじ編

参拝方法の違いの他にも、神社とお寺で違っていることがあります。

その中で「お守り」と「おみくじ」についてご紹介します。

神社とお寺の「お守り」の違いは?

毎年初詣に出かけたとき、古いお守りを納めて新しいお守りに替える方も多いのではないでしょうか?

買い求める方にとっては、基本的にはお守りを買う目的はお寺であっても神社であっても同じで、「縁結び」「交通安全」等々 かもしれませんね!

しかし、神社とお寺のお守りは少し成り立ちが異なっています。

【神社のお守り】

奉製された後ご神前でお祓いされ、神様の御霊(みたま)が鎮められています。

そのため、

神様の力が込められているもの、

といえます。

肌身離さず身につけていることでさらに効果がアップするのだそう。

また、神社には新しいものほど穢れが少ないという考えがあるので、古くなったらお守りを買い替えた方がよいとか。

【お寺のお守り】

お寺のお守りには、読経(どきょう)や焼香(しょうこう)などの儀式が施されています。

そのため、

祈りがかたちになったもの・祈りの賜物

といえます。

ただし、同じお寺でも浄土真宗ではお守りを授与しないし、仏教のお守りがない地域もあるなど、宗派や地域による違いもあります。

このように、見た目や種類にはあまり違いがありませんが、

お寺のお守りは祈りが込められている。

神社のお守りには神様の御霊が宿っている。

という違いがあるのですね。

ちなみに、神社とお寺のお守りを一緒に持ち歩いていると神様がケンカするからダメ、という説がありますが、

全く気にしなくても大丈夫です!

「おみくじ」では違いがある?

では、「おみくじ」についてはどうでしょうか?

【おみくじの起源】

おみくじは、もともと中国伝来のもの。

その歴史は古代までさかのぼり、国の将来を決する重要事項や後継者選びにくじ引きが行われていました。

日本のおみくじが今のようなスタイルになった起源としては、

①神道の「神占」が進化したものとする説と、

②天台宗の僧侶・良源を元祖とする説が あります。

①の説の「神占」とは大変重要な儀式ですが、おみくじは、この儀式を簡略化して広く一般の人も行えるようにしたものとしています。

おそらく神占のもととなったのが、中国から伝わったくじなのでしょう。

②の説で、日本でおみくじの元祖として知られるのは、第18代天台座主の良源上人(912~985年)。

平安時代に良源が信徒からの悩みや相談事に五言絶句の漢詩で応えていたのがはじまりです。

それからはおみくじは主に武士が引くもので、戦いの行方などを占っていました。

その後、江戸時代初頭に、慈眼(じげん)大師・天海が良源から夢のお告げでおみくじを託されました。

そのおみくじは、良源が“元三大師”とも呼ばれていたことから「元三大師御籤」といわれ、今でも多くのお寺で使われています。

①と②は、どちらも日本の史実をもとにした説なので、どちらかが間違っているわけではないでしょう。

二つが現在の「おみくじ」という形に集約されていったのかもしれませんね。

ただ、多くの寺院で今なお良源(元三大師)のおみくじが使われていることを鑑みると、寺院でおみくじの原型が固まったといえるでしょう。

【神社とお寺のおみくじの違い】

顕著な違いは、ご託宣の文章にあります。

基本的に

神社では和歌で、お寺では漢詩 でご託宣が書かれています。

もともとの良源のおみくじ「元三大師御籤」は

100種類の漢詩が書かれたものでした。

多くのお寺で今も「元三大師御籤」を使っているのであれば、お寺のおみくじのご託宣が漢詩であるのは当然ですね。

江戸時代にはおみくじが急速に庶民の間にも広まりましたが、当時はお寺でも神社でも同じものが使われていました。

しかし明治期の神仏分離令によって、神社はお寺とは違うおみくじを扱わなければならなくなりました。

そこで明治中ごろ、山口県の二所山田神社の宮司が和歌をのせたおみくじを発行したところ、全国の多くの神社でも人気を博して広がっていきました。

実はこの二所山田神社の宮司は、女性解放運動をすすめる組織をつくっており、その組織の機関誌「女子道」を発行する資金稼ぎのためにおみくじを製造販売したのだとか。

ちなみに、このとき山口県で1906年に創立された会社「女子道社」では今もおみくじを生産し続けていて、

全国の神社のおみくじの6~7割以上の圧倒的なシェアを誇っています。

このように、

神社は和歌、お寺は漢詩でご託宣が書かれている

という違いがありますが、

基本的な運勢や書かれている内容には大きな違いはないでしょう。

おみくじを引いた後は神社やお寺の所定の場所に結んでもよいし、持ち帰ってもかまいません。

ただし、しばらくしてから持ち帰ったおみくじを処分する時には

ゴミ箱に捨てるのではなく、

神社のものは神社に、お寺のものはお寺に

納めるようにしましょう!

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神社もお寺も種類が沢山!神様一覧

実は一口に「神社」「寺」といってもその種類はいくつかあります。

まずは神社の種類と祀られている神様からご紹介します!

神社の種類

神社には名前の末尾につく「社号」によって大きく「神宮」「大社」「宮」「神社」に分けられます。

社号によってその神社の格の高さや祀られている神様がわかります。

では、社格の高い社号から順にご紹介します!

(※神社の例のカッコ内は主祭神です)

神宮:神社の中で最も格の高い神社。

皇室と縁が深く、大変由緒ある神社にのみ使用。

全国で24社しかない。

①御祭神が皇室の祖先神である神社例)伊勢神宮 (天照大御神)

※「神宮」とだけいうと伊勢神宮を指す

②御祭神が歴代天皇である神社

例)平安神宮(桓武天皇、孝明天皇)

明治神宮(明治天皇)

③御祭神が皇室にゆかりの深い神器や神である神社

例)石上神宮(布都御魂)

鹿島神宮(武甕槌神)

香取神宮(経津主神)

大社:「神宮」に次いで格式が高い神社。

旧官幣大社や旧国幣大社など、社格が高かった神社や御祭神や神社の名前を同じくする神社の系列の頂点に立つ神社。
    全国で24社。

例)出雲大社(大国主大神)
    ※明治までは「大社」は出雲大社にのみ使用。

伏見稲荷大社 (稲荷大神)

熊野本宮大社 (家都美御子大神)

宮:「大社」と同じく、「神宮」に次ぐ格式が高い神社。

嫡男系の皇孫や天皇を御祭神とする神社。

例外として、歴史上の重要人物を祀っている神社も。

例)鎌倉宮(護良親王)

日光東照宮(徳川家康)

太宰府天満宮 (菅原道真)

神社:最も一般的な神社を表す社号。

ここで、主に「大社」が統括する神社グループで全国に分社が多いものをご紹介します。

主祭神

本源神社

系列

宇迦之御魂神

伏見稲荷大社
 豊川稲荷大社

稲荷

応神天皇

宇佐神宮

八幡

天照大御神

伊勢神宮

神明(天祖)

菅原道真公

北野天満宮
 太宰府天満宮

天神(天満)

熊野大神
(複数神)

熊野本宮大社
 熊野速玉大社
 熊野那智大社

熊野

建御名方神

諏訪大社

諏訪

須佐之男神

八坂神社

祇園

菊理媛神

白山神社

白山

奥津島比売命
 市杵島姫命
 多岐都姫命

宗像大社
 厳島神社

宗像・厳島

大山祇神
(大山津見神)

大山祇神社
 三嶋大社

大山祇・三島

大山咋神

日枝大社
 松尾大社

日吉(山王)

建御雷之男神

春日大社

春日

住吉三神

住吉大社

住吉

寺の種類と仏様一覧

次は寺院のご紹介です。

寺の正式名称は

「○○山○○院○○寺」という形であり、それぞれ「山号・院号・寺号」 といいます。

お寺によって通称で「寺」と「院」の違いがある場合がありますが、神社のように格の違いを示しているものではありません。

「○○院」は、その方がその寺の特徴をよく表している、あるいは天皇家や摂関家と関係が深い寺である場合によく通称に用いられます。

寺の中の建物の種類としては「寺」「院」「堂」「庵」「坊」などがあります。

寺:僧侶が住む建物一般

院:寺の敷地内の一部にある別の建物

堂:寺院の中にある大きな建物

庵:出家した人や隠遁生活を送る人が世俗を離れて  住む小さな建物

坊:大きなお寺に属する小さな寺

もちろん、それぞれに例外があり、「庵」や「坊」でも大きく有名な寺もあります。

次に、お寺で祀られている仏様の分類についてお話します。

仏様は主に「如来」「菩薩」「明王」「天」に分けられます。

一般に「如来」が最も格が高いとされています。

順にご紹介しましょう!

如来:仏様の世界で最も偉いとされます

例)釈迦如来(仏教の象徴)

阿弥陀如来(極楽浄土へ案内してくれる)

盧舎那仏(宇宙の真理を知っている)

菩薩:如来になるために修行をしている仏様

例)弥勒菩薩 (如来に最も近い菩薩)

聖観音菩薩 (もっとも一般的なお姿)

地蔵菩薩 (仏がいない時代を守る)

明王:如来の化身であり、人々を救うために  
   必死の形相をしています

例)不動明王 (大日如来の化身で明王のリーダー)

愛染明王 (愛の欲望の深さを逆手にとって悟りを求める心へと向かう力に変えようとする)

天:古代インドの神々がベースになっている、多種多様の仏様

例)四天王 =

持国天・増長天・広目天・多聞天(毘沙門天)

(如来たちがいる須弥山(しゅみせん)を東西南北のそれぞれ方角を守る)

弁財天 (仏法を守護する戦う女神で、のちに財宝神)

阿修羅 (戦いを象徴。最強の守護神)

仏様にはまだまだたくさんの種類があります。

それぞれの仏様には得意分野があります。

お寺に何かの祈願に行くときは、そのお寺の規模や有名度というより、本尊となっている仏様の種類を確認されるとよいかもしれませんね。

たとえば薬師如来は「仏界のお医者様」。

健康長寿や病気平癒を祈願したいときは薬師如来が祀られているお寺にいくとより願いが聞き届けられるかも。

こうしてみると神社と寺、どちらも種類が豊富ですね!

名称の由来や祀られている神仏について予備知識があると、身近な神社やお寺もより興味深く感じられますね!

神社・お寺豆知識「お寺に鳥居がない理由」

神社には必ずといってよいほど「鳥居」がありますね。

鳥居は、神社の入り口にあります。

実は鳥居とは、ここから先は「神様の場所」であるという目印。

世俗と神様の聖域の境界にあたるのですね。

お寺では主に仏像など拝む対象がはっきりとしており、

仏像はたいてい本堂に安置されています。

一方神社では、神が宿っているといわれる「ご神体」が祀ってありますね。

そのご神体は、刀や鏡であったり岩だったりしますが、時には境内全体や、森・山全域の場合もあります。

そのように境界があいまいな場合もあるからこそ、ここは神様のおられる場所なのだと示す必要があったのかもしれませんね。

しかし「鳥居のない神社」や、逆に「鳥居のあるお寺」など、イレギュラーな存在の神社仏閣も全国に存在します。

さがしてみると面白いですよ!

まとめ

神社とお寺の違いはいろいろありましたね!

参拝方法の違いとしては、

お寺では柏手を打つのはNG。

お守りやおみくじは、目的や種類にはそう大きな違いはありませんが、

「神道の神様の御霊が宿る」

神社のお守りは神社へ、

「仏教の祈りの結晶」であるお寺のお守りは、お寺へ返納してくださいね。

おみくじも同様に。

必ずしもお守りやおみくじを授与された当の神社・お寺でなくてもよいですが、神社のものは神社へ、お寺のものはお寺へ。

神社とお寺には多少の違いはあっても、日本はもともと神仏習合の国。

行きたいところであれば神社でもお寺でも、どんどん出かけてみましょう!