目標に向かって意識を共有したい時。
何とか言葉を駆使して伝えようとしても、
いまいち伝わらないことってありませんか?
それは、自分が思っている言葉の意味と
使い方が間違っているからかも!?
今回は、“精神”や“心”に関する似た表現の
違いや正しい使い方を今一度確認して
いきましょう!!
チームをまとめる上でも使える表現の違いを
マスターしてみてはいかがでしょうか?
「メンタルとマインドの違い」
モチベーションや心の在り様を表したい時、
“メンタル”や“マインド”などの表現を使った
ことがあるかと思いますが、よく考えてみると
メンタルとマインドとはどう違うの?
と疑問に感じますよね。
メンタルとマインドには、それぞれどんな
イメージを抱きますか?
またはどんなふうに使ったことが
あるでしょうか。
メンタル
・メンタルが「弱い」「強い」
・メンタルを鍛える
・メンタルクリニック
などなど
マインド
・マインドコントロール
・マインドフル
・スポーツマインド
などなど
似ているようでどこか違うこの両者。
まずは日本語に訳してその違いを
確認してみましょう。
メンタルの意味
知能や精神にかかわるさま。精神的。
心に関するさま。心理的。
つまり、“メンタル”とは形動(形容動詞)
で、心に“関すること”を指す言葉です。
使い方としては、
「メンタルトレーニング」=
精神面(心の揺れ動くさま)を鍛える
「メンタル重視」=精神面を重視する
といったように使います。
マインドの意味
心。精神。意識。 好み。意向。
つまり“マインド”とは英語の“mind”から
来ており、心や精神“そのもの”を指す言葉です。
使い方としては、
「スポーツマインド」=スポーツ精神
「マインドコントロール」=精神(心)を
コントロールする
といったように使います。
両者とも心や精神にかかわる言葉ですから
使い方や意味を混同してしまいがちですが、
日本語に訳して考えてみると、その微妙な
違いが分かりやすいですね!!
これからは意味の違いを意識して
使い分けてみてくださいね。
「メンタル・マインドの対義語」
“メンタル”と“マインド”の意味を確認した
ところで、もう少し掘り下げてそれぞれの
対義語を確認してみましょう。
対義語とはその字のごとく、反対の意味を持つ
言葉のことです。
右と左。開けると閉じる。男と女。
色々な対義語がありますが、並べてみると
意味を理解しやすいですね。
それぞれの対義語を知ることで、さらに
言葉への理解が深まりますよ!!
メンタルの対義語
英語:フィジカル
意味:心身のうち、身体に関するさま
肉体的
“メンタル”が心身のうち、心にかかわる
さまを表すのに対し、反対の言葉は身体に
関することを意味する“フィジカル”
ということになります。
マインドの対義語
英語:ボディー
意味:身体
肉体
“心”や“精神”の名詞であるマインド
の対義語は、“身体”を意味するボディー
になります。
こうして並べてみると、同じように
受け取られる両者には明らかな意味の
違いがあることがわかりますね。
「メンタルを強くする方法」
「メンタルを強くする」というと、上記で
確認したとおり、心が揺れ動くさまを鍛える。
と捉えられますね。
よくスポーツマンのインタビューなどでも
聞く、「メンタルを鍛える」「メンタルを強くする」
などの意味は、「緊張するシーンなどでも平常心
を保ち、普段の力を発揮できるようにする。」
といった意味に解釈することができます。
では、肝心の「メンタル」を「強く」するには
どうしたらいいのでしょうか。
今のご時世、ネットで検索すればたくさんの
方法がヒットすると思いますが、本当の
その答えは皆さんの中にあると思います。
ヒントとしては上記の表現「緊張するシーン
などでも平常心を保ち、普段の力を発揮
できるようにする。」を具体的にどう実現
させるか。
というシンプルなことだと思います。
それが、「練習」をして「自信をつける」
であったり、繰り返すことで「成功する確率を
上げる」であったり、「失敗の原因をつぶす」
であったり、いろいろだと思います。
ぜひ自分に合った方法を探してみてくださいね。
「マインドをあげる方法」
先ほど確認したとおり、“マインド”とは
名詞であり、心や精神そのものを指す言葉です。
しかし、ビジネスシーンや普段の会話の中では
おうおうにして“メンタル”の意味である形動の
“精神面”を意味して表現されることがあります。
そういったシーンで使われる“マインド”とは、
「成功するための心がけ」や成功するために
「必要な考え方や意識すべきことの総称」など
として表現されます。
そのため、「マインドをあげる」という言葉は、
いわば「成功するために必要な考え方や意識を
あげる」と解釈することができます。
その方法は様々ですが、成功するために必要な
事(失敗の原因追究、理解、共有、再挑戦・・・)
をした上で、成功に向けての意識を高く持つ。
ということではないでしょうか。
チームや周囲と協力して物事を進める上では
共通の認識を共有したいですね。
「メンタル・マインドと似た言葉とその違い」
メンタルとマインドだけでもややこしいのに、
他にも似た言葉はたくさんありますよね。
この際、ほかの言葉も軽く意味を確認して
おきましょう。
まずストレートに“ハート”という言葉。
この言葉も「心」という意味を持つ単語ですよね。
“メンタル”や“マインド”と意味が重複する部分が
ありややこしいのですが、メンタルやマインドが
が「理性や知力を働かせる意味での”精神・心”」を
指すのに対して、“ハート”は主に「感情の
源である”心”」を指します。
他には精神を表す際に使われる“スピリット”。
こちらも混同しやすいですが、意味合いとしては、
“心意気”や“魂”という意味での“精神”となります。
メンタリティーとバイタリティーも
似て非なるものです。
メンタリティーとバイタリティーの
違いについても解説しています。
READ:メンタリティーとバイタリティーの違いは?意味や使い方を確認!
「先ずは自分を知ること」
兎にも角にも、これまでご説明してきたものは
どれも「言葉」に過ぎません。
個人にしてもチームしても、要は成功につなげる
ための方法を模索して理解し、共有し、繰り返す。
その中で必要になってくるものが“メンタル”で
あったり“マインド”であったり“ハート”であったり
“スピリット”なのではないでしょうか。
まずは言葉に翻弄されず、目標に対しての自分の
位置を確認し、やるべきことを明確にして
いきましょう。
おのずと進むべき方向が見えてくると思いますよ。
そして、自分の立ち位置を確認した上で、
関連書物から情報をインプットしてみましょう。
インプットした情報は、
あなたというフィルターを通して、
つまり、あたなの言葉に変えて
周りの人に伝播、アウトプットするといいです。
アウトプットする事で、考えや意識が
あなたの心に定着し、より強い、
マインド、メンタルを獲得できます。
▼読むとマインドアップに繋がる書籍はこちら▼
「最後に」
ということで今回は、“精神”や“心”に関する
言葉をまとめてみました。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。