奈良と言えばお寺や神社が有名で、
観光スポットもたくさんあり
家族でのお出かけや
デートに行かれる事が
多いのではないでしょうか。
気候も外出にピッタリの
暖かさになってきて、
春が過ぎればすぐに夏が来ますが
夏前の梅雨時期には是非ホタルを
見に行って下さい。
幻想的な光景に癒されるでしょう。
そんな奈良のホタル観賞の穴場スポット
を紹介します。
東大寺 大湯屋一帯
今日(6月11日(土))の大仏蛍なのです。
明るくしたり、騒がしくすると蛍さんがビックリしてしまうので、
皆さん本当に静かに見守ってあげてくださいね。
東大寺二月堂の近く、大湯屋の前なのです。 pic.twitter.com/U19d1rktgF— 真白鹿乃子 (@kanoco_mashiro) 2016年6月11日
奈良では有名な東大寺ですが
東大寺の敷地内でもホタルが見れる
スポットがあります。
それは大仏殿と二月堂の中間にある
池のほとりの大湯屋です。
このあたりの小川や池でホタルが
見れます。
見れるホタルはゲンジボタルですが
東大寺のゲンジボタルは「大仏蛍」
と呼ばれています。
見頃は6月初旬~下旬です。
市内循環バス(外回り)
「大仏殿春日大社前」下車徒歩5分
または市内循環バス(外回り)
「氷室神社・国立博物館」バス停下車、徒歩約5分
京奈和自動車道経由約60分
・京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
・第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
・西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
奈良・東大寺を散策して、
帰りに時間を合わせれば
観光のついでにホタルを観賞できます。
柳生の里 白砂川沿い
奈良の柳生の里は柳生十兵衛のゆかりの地で
有名な宮本武蔵も訪れた
と言われる剣豪の里ですが
もう一つ有名なのがホタルなのです。
柳生の里はとても広いのですが
その中の白砂川沿いに多くホタルが
見られます。
見れるホタルはゲンジボタルです。
見頃は6月中旬です。
ほたるスポットは大柳生郵便局の近くになります。
JR奈良駅西口下車
・16番のりば(約51~56分)
近鉄奈良駅下車
・ 4番のりば(約44~49分)
【行き先・系統(各駅共通)】
■94 石打行き
■100 柳生行き
■102 邑地中村行き
「柳生」下車
【運賃】
「柳生」下車/運賃 950円
国道369号を北へ約20分
国道163号線、笠置大橋を渡り府道4号線を南に約10分
天川村 洞川温泉郷
奈良の天川村一帯が
ホタルが見れる穴場スポットになりますが
中でも洞川温泉入り口付近がおススメです。
天川村は観光スポットも
多いし川遊びをしたりもできます。
とても質のいい水が自然に沸いている
「ごろごろ水」という
場所もあり、キャンプや宿泊もできます。
奈良交通バス「洞川温泉行」約70分
国道24・309号経由60km 約90分
ホタルスポットは洞川温泉入り口付近ですので、
鑑賞の際は車や事故に注意して下さい。
洞川温泉人気旅館「紀の国屋」です。
お泊まりをご検討でしたら一考ください!
御杖村 丸山公園
画像出典元:http://maruyama-mitsue.com
奈良の丸山公園は都会からの
光害の影響もないので、
ホタルを見るには適した場所になっています。
毎年6月下旬には「ホタル観賞会」
も開かれているので、初めて
訪れる方はそちらに参加されれば安心です。
見れるホタルはゲンジボタルです。
見頃は6月下旬です。
近鉄榛原駅下車
奈良交通バス : 掛西口バス停下車 約60分
(奥宇陀わくわくバスと御杖ふれあいバス利用)
【名古屋方面】
近鉄名張駅下車
三重交通バス : 敷津バス停下車 約60分
(三重交通バス利用)
名阪国道・針ICより
国道369号線で宇陀市榛原経由(35km) 約60分
【名古屋方面】
名阪国道・上野ICより
国道368号線で名張市経由(40km) 約60分
針ケ別所町 田んぼ
穴場中の穴場。
奈良の針ケ別所という町の田んぼ
ですが、場所は県道25号から
「長力寺」へ入っていく道沿いの田んぼです。
自然豊かで、ホタルが乱舞する姿を
見る事が出来ます。
田んぼ道ですので、足元には
ご注意下さい。
見れるホタルはゲンジボタルです。
見頃は6月下旬です。
国道369号線を北上し県道25号線へ。
カーナビは奈良長力寺でルート検索して下さい。
公共交通機関でのアクセスはありますが、
夜間の時間帯のアクセスが
出来ない場合があります。
お車のご利用をオススメ致します。
ホタルを見るためのポイント
ホタルが飛ぶ気象条件をチェック
ホタルを鑑賞出来るスポットは幾つかありますが、
行けばいつでも見られるという訳ではありません。
ホタルが見れる条件を少しおさらいしましょう。
ホタルを見るには
適した気象条件というものがあります。
ホタルがよく飛んでいるという事は、
ホタルが元気良く過ごせる環境がある訳ですね。
と、ここで豆知識!
ホタルがよく飛ぶその条件が、
以下の5つです。
・気温20度以上
・湿度が高く蒸し暑い
・風がない
・月明かりがない
・PM19~21時辺りの時間
このような状況がホタル鑑賞にベストな条件!
つまり梅雨の時期は持ってこいであるといえます。
雨が降るとホタルの動きが落ちついてしまいますが、
夕方に雨がシトシト降って夜にはあがった!
なんて時に上記の条件が揃っているとよく見られますよ。
ピークの時期を狙う
ホタル鑑賞に行ったけど全然飛んでなかった・・・
浮遊するホタルの光は最も幻想的ですが、
光ながら飛ぶピーク時を狙ってみるのもポイントです。
光りながら飛ぶには、
愛の光「プロポーズ」の為!
なお、
光るのは全てのホタルに限った訳ではなく、
・ゲンジホタル
・ヘイケホタル
中でも最も明るく光るのはゲンジホタルです。
成虫になる前の卵や幼虫の時から、
ゲンジボタルは光るんです。
プロポーズ以外にも光る理由には、
刺激や敵を威嚇するためなどではないかと
言われています。
光ながら飛ぶホタルはオスで、
その姿はとても幻想的です。
プロポーズの為に
相手探しをしている時期には最も
多くのオスのホタルが飛びます。
やはりホタル観賞は
ピークの時を狙うのが
一番のおすすめです。
なおメスのホタルも草の上で佇み、
相手を誘う様に光ります。
地域やその年の気象によっても
違いはありますが、
おおよそホタルの季節は5月下旬~6月上旬、
・西日本では5月下旬~6月上旬
・東日本では6月いっぱい
・北海道では7月
といった時期に盛り上がりを見せてくれます。
ホタルは命が短く、
成虫になって1~2週間程度。
貴重な光、
お見逃しなく!
光は厳禁懐中電灯は足元だけに
ホタル鑑賞で注意するポイントです。
ホタルの写真を撮る際に、
フラッシュを使うこともあります。
また、ホタルを見る場所はどうしても暗いので
懐中電灯を使う事があります。
実は、ホタルは強い光が苦手。
懐中電灯を使う場合には足元を照らす程度に
留めておく事が吉です。
そして、カメラ撮影は出来れば「しない」
これが一番のようです。
ホタル鑑賞に必要なアイテム
ホタル観賞に必要なアイテムを
まとめてみました。
薄手のアウター
ホタルの時期は
「梅雨寒」なんて言わる事もあります。
虫よけスプレー
懐中電灯
足元を照らすのに使います。
携帯電話では万が一落としてしまった際に
破損してしまいます。
デジタルカメラ
蛍を見るためのマナー
どこの穴場スポットに
行かれるとしても
ホタル鑑賞の際にはいくつか
注意してほしいマナーが
あります。
ホタルを捕まえない。
ホタルはとても寿命の短い生き物です。
持って帰っても数日も生きられません。
静かに鑑賞する。
大声や物音に反応して逃げてしまいます。
近隣の住民の方にもご迷惑になります。
女性や子どものみで行くのは避けましょう。
穴場スポットによっては山奥で人気のない
所もあります。
残念ながら、悪い人たちもいるので
犯罪や事故に巻き込まれては
大変です。
何があるかわかりませので、
できるだけ、男性と一緒に行った
方がいいでしょう。
ホタルの種類
関西で見られる蛍の種類は
9種類と言われています。
その中でもよくみられる蛍を
紹介します。
・ヒメボタル
体長7mmと少し小さい蛍になります。
川辺など見やすい所ではなく
森林内などわかりにくい場所で光るので
あまり知られていない。
光り方は歯切れよく光る。
・ゲンジボタル
体長は15mmと大きめ。
日本では最も有名な蛍です。
川辺での発行が多く見られやすい。
日本で見られる蛍の中では
一番強く光り、発光の時間も長い。
・ヘイケボタル
体長は10mm程度でヒメボタルと似ています
ヘイケボタルの発光は
あまり強さはなく
発光時間も短いが揺れるような発光
が特徴です。
まとめ
奈良は東大寺や奈良公園
興福寺や春日大社と観光スポット
が沢山あるので何回足を運んでも
飽きる事がないです。
宿泊施設やキャンプ場や川など
も充実しており
家族連れのおでかけや
デートにも行く場所に
困る事はないです。
そんな奈良へのおでかけの最後に
ホタルを鑑賞しに行ってみて
ください!