キズパワーパッドはかなりの優れものなのですが使い方がよくわからない。
いつまで貼っていればいいの?張り替えるタイミングはいつ?
最初にキズパワーパッドを使うには何かと心配事が付きまといます。
そこで今回はそんなキズパワーパッド初体験の方、またはそうでない方にもキズパワーパッドの使い方をレビューしてみました。
キズパワーパッドとは
外傷性疾患
先ず最初に大事な所。
キズパワーパッドは、切り傷やすり傷、又は靴擦れや火傷などの外部からの要因で皮膚に何かしらの疾患があった場合にご使用下さい。
ニキビや湿疹などの内部要因の皮膚性疾患には使用できません。
ご注意下さい。
特徴
最大の特徴は薬剤を使用しないで傷口を綺麗にそして早く治すという所。
あなた自身から分泌される「滲出液」で傷口の水分バランスを調整して自然治癒力を高めます。
キズパワーパッド自体が皮膚の代わりとなるので傷口の湿潤環境をより自然な形で保ち痛みを軽減できます。
また、一般的な絆創膏と違い優れた防水性があるのも特徴です。
湿潤治療
キズパワーパッドに持ち入られている治療法。
湿潤療法(しつじゅんりょうほう)は、創傷(特に擦過傷)や熱傷、褥瘡などの皮膚潰瘍に対し、従来のガーゼと消毒薬での治療を否定し、「消毒をしない」「乾かさない」「水道水でよく洗う」を3原則として行う治療法。モイストヒーリング、閉鎖療法、潤い療法(うるおい療法)とも呼ばれる。
、軽度の擦過傷においては皮膚のような浅部組織は常在細菌に対する耐性が高く、壊死組織や異物が介在しなければ消毒しなくても感染症に至ることはほとんど無いことなどに注目して考案された。
傷口の内部に消毒薬を入れることを避け、再生組織を殺さないように創部を湿潤状態に保ち、なおかつ感染症の誘因となる壊死組織や異物を十分除去(デブリードマン)し、皮膚常在菌による細菌叢を保持し有害な病原菌の侵入を阻害することで創部の再生を促すものである。
以上、Wikipediaより引用
キズパワーパッドの使い方
準備
最初にする事は・・・。
怪我の程度に合った「キズパワーパッド」を準備しましょう!
痛みに耐え、ドラックストアにGO!です!
ドラックストアに行けば数種類の大きさがラインナップされています。
キズパワーパッドの箱の裏に実寸大の絵が表記されていますので、どの種類を買うか参考にされるといいでしょう。
傷口の衛生処理をしよう!
何と言っても肝心なのはここ。
先ずは傷口を清潔な状態にしましょう。
★水道水で傷口に付いた汚れや雑菌を流し落とします。
★清潔なガーゼやティッシュペーパーで水気をふき取ります。
★傷口には消毒液や軟膏を使用しない。
★患部によっては体毛の処理をしょよう!(はがす時に痛いからね)
注意:消毒液を一切使用してはいけないものと勘違いされている方が多くいらっしゃるようです。消毒液や軟膏をキズパワーパッドと一緒に傷に閉じ込めては行けないのですが、最初の衛生処理として消毒液の使用は大丈夫です(その後の使用の必要はありません)。但し、消毒液使用後は残留液がないようによく洗い流してからキズパワーパッドを貼って下さい。
いざ貼付!
キズパワーパッドはポリウレタン性の特殊素材を使用しています。
冬場などは外気温の影響でキズパワーパッドが若干ですが固くなります。
ですので、ご使用の前に手のひら等で人肌程度に温めると密着度がよくなり剥がれにくくなりますよ!
貼り方
★キズパワーパッドのフィルムを剥がします。
★接着面は滅菌処理が施されているので触らない。
★傷口に掛からないようにキズパワーパッドを貼る。
★キズパワーパッドを貼った患部を1分間程度押さえる。(皮膚に馴染ませるため)
これだけです!
キズパワーパッドが使用できない外傷
あたり前ですがキズパワーパッドも万能ではありません。
キズパワーパッドを使用できない外傷は以下の通りです。
★筋肉、骨までにおよぶ深い傷。
★既に傷口が乾いている、かさぶたが出来ている傷。
★傷口の異物が取り除けない傷。
★動物にひっかかれた傷、噛まれた傷。
(感染症の可能性がある為)
★傷以外、皮膚に別の疾患がある場合。
これらの場合はキズパワーパッドを使用せずに、医師の診断を仰いで下さい。
キズパワーパッドはいつまで貼る?貼り換え時期を確認
キズパワーパッド使用中
キズパワーパッドを貼ってしばらくすると傷口から「滲出液」が分泌されます。
キズパワーパッドが滲出液を吸収して傷口部分のキズパワーパッドが白く膨らみますが全く問題ありませんのご安心さい!
傷口が深く大きい程、滲出液の分泌が多くなります。
なので、キズパワーパッドに溜まる滲出液も多くなり不安になりますが剥がさずに我慢。我慢です!
いつまで貼るの?
後述する管理人のケーススタディーでも記載していますが、傷がふさがっても患部に違和感が残ります。
なので、ある程度皮膚が厚みを増す、皮膚感覚が通常に近づくまでは使用をおすすめします。
この頃になるとキズパワーパッド一枚で5~6日間は使用できます。
防水性にも大変優れているので、入浴、水仕事をしても全く問題ありませんでした!
この辺は普通の絆創膏と比べるとストレスフリー!!
非常に使い勝手がいいですよ!
貼り換えのタイミング
新しい傷であれば2日、または滲出液が横漏れした時に貼り換えましょう。
ずっと貼っおいた方がいいんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃると思いますが、痛みはなくとも傷が化膿している場合もあります。
怪我をして間もないうちは傷口の確認も大事。
やはり最初は2日間程度で、キズパワーパッドを取り換えて傷口の確認をしましょう。
その後は、傷の状況をみながらになります。
管理人のケーススタディー
ここでは管理人のケーススタディーを。
筆者の場合は左手の薬指に筋肉まであと少し!と言う感じの裂傷でした。
いや、余裕で筋肉まで達していたと思うのだが・・・。
救急で行ったお医者様にも「以外と重症だね(笑)」と微笑まれました。
傷口の幅が広いので縫合は出来ません!とな。
まっ、しょうがないですね。
こちらが救急処置後の画像
朝一で病院へ行き、この日の夕方にキズパワーパットに貼り換え。
そして、翌日の朝には滲出液が横漏れしてきたので貼り換えました。
その後は、2日おきにキズパワーパッドを貼り替えるサイクル。
6枚入りのキズパワーパッドが8日間でなくなる感じのペースで交換ですね。
そして、こうしてパソコンをタイプしている20日後の患部がこちら。
[wc_row][wc_column size=”one-half” position=”first”]ここまでに買ったキズパワーパッドは指用が2箱とスタンダードタイプを1箱。
合計で約2,100円程でした。
ちなみに傷がふさがったあとは、キズパワーパッドを保護用として愛用しています。
まだ、できたての新しい皮膚なので触れると少し響きます!
なので、保護する「皮膚」代わりに使ている感じです。
貼り換え時に消毒は必要?
話をキズパワーパッドに戻しましょう!
キズパワーパッドを剥がし、特に化膿などの症状が認められなければ消毒の必要はありません。
一度、患部を水で清潔にしてから再度、キズパワーパッドを貼りましょう!
もし、化膿があった場合は消毒液で雑菌を死滅させ、その後水道水で綺麗によ~く洗い流してから、キズパワーパッドを貼って下さい。
化膿がひどい場合はキズパワーパッドの使用を止め、すぐに医師の診断を受けましょう。
なんか臭うぞ?
治癒に分泌される滲出液ですが、少し匂います(笑)
筆者も実際に使っての感想なのですが、患部に鼻を近づけて香ってみると・・・。
『んん?もしかして化膿している?』
そんな事をイメージさせる臭いがします。
ですが実際には化膿していなかったので、滲出液その物の匂いだと思われます。
あまり敏感になりすぎない事も必要なようです・・・。
マメ知識
キズパワーパッドが密着性に優れているとはいえ、関節などの可動域に貼るとどうしても剥がれやすくなります。
また、衣服などに擦れると、端がめくれ上がり剥がれやすく・・・。
それを防止するには保護アイテムを使いましょう!
保護用ネット
患部の保護にもなりますし、周りの方にも「一応怪我してます的」なアピールもできるので、どうでしょうか。
いや~でも、大げさにしたくないな~って方は、そのままのご使用でも問題ありませんけどね(笑)
まとめ
筆者のケーススタディーを交えながら優れもの「キズパワーパッド」の使い方と交換時期のレビューをしてみました。
あなたの傷の治療のお役に立てましたら幸いです。
先ずは怪我をせずにキズパワーパッドのお世話にならないようにしましょう。
万が一、キズパワーパッドのお世話になる際は、使用上の注意をよく読み、正しい使用方法でご使用ください。
そして一刻も早く回復する事を心から願いましょう!
最後は気持ちの問題かぁ~(笑)
最後までお読み頂きましてありがとうございました。
湿潤療法用の絆創膏はキズパワーパッドのほか、ケアリーヴ、クイックパッド、ハイドロコロイドバンなど他社からも類似製品が発売されています。
比較のためにジョンソンアンドジョンソンのキズパワーパッドとニチバンのケアリーヴを使いましたが、効能はさほど変わらないですが他社の方が少し値段が安かったりしますね。
転んで両膝を怪我してから2週間張り替えるタイミングも守って着けていますがあまり良くなりません。
このまま貼り続ければ良いのですか?
不安になって来ました。傷口が大きいため何回も買い増していますが…
キッズパワー パッドを貼って3日目ですが、最初に白いものが見えてきたのが、3日目になったら、赤いから血のようなものが、広がってきたが、どうしたらよいでしょうか。