社会人として働き、
初めていただくお給料である「初任給」
実際もらったらあまりに安すぎて生活が出来ない!
特に一人暮らしを始めたという方の場合には、
かなり死活問題だと思いますし、
生活にかかる出銭がどれくらいか把握が出来ないもの。
初任給が安すぎて生活がピンチ!
切り抜ける方法についてご紹介してゆこうと思います。
初任給が安すぎる!
「初任給」とは?
初任給とは学生から初めてバイトなどではなく、
社会人として就職した際にいただく初めてのお給料を差し、
一生に1度しかありません。
今では給料明細だけ書面もしくはウェブでチェックし、
自身の指定口座に振り込まれる事が殆どですが、
中には中小企業等ではいまだに封筒に入った状態で
いただくという事も極々稀にあります。
そんな初任給が思ったよりも安かった・・・
「求人に出ていた額と違うじゃないか!」と思った際に、
アルバイト等とは異なり企業に社員として働く場合には、
何かと”差し引き”がされて初めてお給料として発生します。
こんなはずじゃなかった・・・
そう思った方も多いのではないのでしょうか。
保険に税金・・
例えば・・・
社会保険料や税金など、
そうしたものを差し引いたもの「手取額」
というものが実際の給料にあたります。
初任給手取り額の平均は、
・高卒=14~15万程度
・大卒=16万~17万程度 とされています。
そして一年間働いたのち、2年目には市県民税という『住民税』が課税されます。
これらが課税されると手取り額は更にダウン。
実家住まいならまだしも、これが一人住まいであれば、
その生活は究極のピンチに立たされます!
初任給が安すぎて生活がピンチ!
「一人暮らしの生活費平均額」は?
ここでは一人暮らしのケースについて、
どう生活を乗り切るかについてご紹介して行きます。
生活費は住んでいる場所に寄っても違いがあり、
都心部・郊外・地方といった事で
家賃相場や物価も違いがあるといえます。
例えばここでは都市部での生活費の一例として
生活費の目安を表して見ます。
家賃 60,000円
光熱費 13,000円
通信費 13,000円
食費 30,000円
消耗品類 5,000円
交際費 15,000円
自由金(小遣い)15,000円
——————–
計 151,000円
家賃においては上下があると思いますが、
ここに医療費や車を所有している場合には、
ガソリン代や駐車場代を加えれば
かなりカツカツな状態といえます。
削れるところといえば家賃を出来るだけ安いところを抑え、
食費部分も自炊を加えて見るなどすると
削れる可能性は高くなるといえます。
交際費はどうしても社会人になりたて、
同僚とつい飲みに行きつつ
英気を養える時間でもあるので、
避けられない部分であるとも感じます。
光熱費、通信費を節約する
通信費部分なども建物に無料ネットが入っているなどすれば
少し削れる部分であるともいえますが、
家賃費を抑える事を考えると、難しいかもしれません。
また、通信費として一番のネックがスマホ代。
これは、大手キャリアから格安スマホへ乗り換えれば、
月々3000円以上も安くなることも。
少ない初任給の中の3000円・・・
結構なインパクトがありますね。
光熱費を削れる方法として月並みですが、
出来るだけ無駄な電気は消したりするなどの工夫をする。
ガスにおいては出来るだけ都市ガス物件を選びましょう。
プロパンにおいてはなかなか節約が難しいのですが、
少量の過熱であれば電子レンジを使用し、
時間のかかる煮込み系の料理であれば圧力鍋などをうまく使って
出来る限りガスの使用を減らすといった方法で切り抜けましょう。
お風呂においてはお湯を沸かす量によって
ガス代も大幅に変わるります。
・湯船にお湯を貯める量を減らす。
・追い炊きは極力使用を控える。
・シャワーの温度も40度以下にする。
小さな努力の積み重ねが必要ですね・・・。
他にも何気に使っているコンビニATMの使用をさけたり、
それ以前にお給料をもらったらそこから出銭を抜き、
使用出来る金額を1か月で割っておくことも必要です。
初任給が安すぎて生活がピンチを切り抜けるには?
残業?キャリアアップ?転職?
初任給が安すぎるといっても限度がありますが、
今よりも手取りをアップさせる方法があるのか?
実際に新社会人ではなかなか難しい状況であり、
厳しい事を言えば、いくらこれまで優秀であったとしても
社会ではまだまだ諸先輩方に比べてしまえば
まだまだ「新人」とうことです。
当然ですが、こうした点で飛び級昇進や特進昇給などは考えられず、
実際に手取り給与をあげるには「残業」で補う他ないかもしれません。
ただ、入社前に残業代がいただける会社か否かを
確認しておく必要はあるでしょう。
昨今の社会情勢を考えると、残業代が支払われないというのは
考えにくい状況ではありますが・・。
しかし営業職であれば残業代が既に
給与に反映されている場合もあります。
詳しくは、会社の先輩や人事担当者に聞いてみましょう。
そして長い目を見れば会社で成果を出して
キャリアアップを計る事、これが最も堅実的。
キャリアアップに大切な事は、将来のビジョンを可視化しておくこと。
1年後、3年後、5年後、10年後のご自身を
社内の先輩、上司になぞらえてみる。
未来になりたい自分を具体的に書き起こしてみる
といったように、常に目で確認できる目標をつくりましょう。
そして転職。
究極はこの方法もありますが、
入社して間もなくで転職という場合には、
次の仕事の面接でも「この人は直ぐ辞める人だ」
という目で見られる可能性も少なくありません。
余程、前向きな姿勢や考え方があれば別ですが、
就職してすぐの転職はおすすめ出来ません。
まとめ
初任給が安いといっても感じる価格は
人に寄っても感じ方が違うのですが、
もらった額の中でやりくりしてこそ社会。
生活がピンチだ!と感じる場合には、
何か余計な出銭がある可能性があります。
無駄に出て行っているものがないか
今一度支出額をチェックしてみましょう。