お年玉の面白い渡し方!ゲームのアイデアと学年別の相場・マナー・由来
2026年10月19日に確認

お年玉をただ手渡すだけでなく、ちょっとしたゲームにすると、お正月の集まりがぐっと盛り上がります。この記事では、家族や親戚の集まりでできるお年玉の面白い渡し方と、あわせて知っておきたい学年別の相場、ポチ袋のマナー、お年玉の由来をまとめました。
相場は、2025年12月に発表された「2026年お年玉調査」(インテージ)で確認しています。
お年玉の面白い渡し方3つ
ゲームで渡すときのコツは、年齢に合わせた金額を先に決めておき、ゲームで増えるのは少しの「おまけ」にすることです。ゲームの結果だけで金額が大きく変わると、きょうだいやいとこ同士でもめる原因になります。
1. 宝探しゲーム
ポチ袋を家の中に隠して、子どもたちに探してもらう定番のゲームです。準備はポチ袋を隠すだけなので、すぐにできます。
- 新年のあいさつを済ませてからスタートする
- 隠した部屋や範囲を先に伝えておく(家じゅうを探し回らないように)
- 隠すポチ袋には少額の「おまけ」だけを入れ、見つけにくい場所ほど多めにすると盛り上がる
- 年齢に合わせたお年玉は、ゲームのあとに手渡しする
隠し場所の例は、おばあちゃんのポケット、子どもの靴の中、ランドセルや通園バッグ、お気に入りのおもちゃ箱など。電子レンジなどの家電の中、火や刃物の近く、踏み台が必要な高い場所は避けましょう。
2. 豆つかみゲーム
制限時間内に、お箸で豆を別のお皿に何個移せるかを競うゲームです。テーブルの上だけでできるので、狭い部屋でも楽しめます。大人が挑戦しても意外と難しく、見ているだけでも盛り上がります。
- 年齢に合わせて、つかむものを変える(小さな子は口に入らない大きさのスポンジなど食べ物以外のもの、年長の子は個包装のお菓子、大人は小豆など)
- 移した数に応じて、おまけの額やお菓子を選ぶ順番を決める
- 5歳以下の子は豆を使わない:消費者庁は、硬い豆やナッツ類は窒息や誤嚥のおそれがあるため、5歳以下の子どもには食べさせないよう呼びかけています。丸くてつるっとしたものや、粘着性が高く飲み込みづらいものにも注意が必要です。小さな子がいるときは食べ物以外のものを使い、終わったら床に落ちたものまで片付けましょう
3. お年玉くじ
番号を書いたくじを引いて、同じ番号のポチ袋をもらう渡し方です。くじは年齢グループごとに分けて用意し、同じグループの袋は同じ金額に。袋ごとに「今年の運勢」や一言メッセージを入れておくと、おみくじのように楽しめます。
すごろく、かるた、福笑いなどのお正月遊びで順位を決めて、おまけのお菓子を選ぶ順番にするのもおすすめです。
お年玉の相場(学年別)
株式会社インテージが2025年11月に全国の15~79歳の男女5,000人に行った「2026年お年玉調査」では、子ども1人あたりに渡す金額で最も多かった金額帯は次のとおりでした(発表文で紹介されている学年区分です)。
学年 | いちばん多かった金額 |
|---|---|
小学生未満 | 1~1,000円 |
小学校低学年 | 2,001~3,000円 |
小学校高学年 | 4,001~5,000円 |
中学生 | 4,001~5,000円(半数以上) |
高校生 | 9,001円~1万円(半数) |
大学生・専門学校生・短大生 | 9,001円~1万円(3人に2人) |
学年が上がるにつれて金額も上がり、高校生以上は1万円前後がひとつの目安になっています。同じ調査では、お年玉の予算総額は24,039円で、2025年1月(24,775円)、2024年1月(25,099円)から少しずつ減っています。物価高や円安がお年玉に「影響する」と答えた人は40.2%でした。
親戚どうしで金額の考え方が違うと気まずくなりやすいので、迷ったら、お年玉を渡し合う兄弟姉妹などと事前に相談しておくと安心です。
キャッシュレスでお年玉を渡す人も
同じ調査では、20歳以下で「スマホのキャッシュレス決済でもらいたい」と答えた人が38.5%で、前年(30.5%)より8ポイント増えました。一方で、渡す側の9割以上は現金で手渡しする予定と答えています。
キャッシュレスで送る場合は、子どもの個人情報が必要になるため、事前に親の了承を得ておきましょう(三菱UFJカード)。
ポチ袋とお札のマナー
- お金はそのまま渡さず、ポチ袋に入れる
- ポチ袋の表に相手の名前、裏に自分の名前を書いておくと、親が預かるときにも誰からかわかる
- できれば新札を用意する(銀行で両替できます。手数料や回数の条件は銀行ごとに確認を)
- お札は肖像のある面を上にして、左側を内側に折り、右側を重ねて三つ折りにする。四つ折りは縁起が悪いとされるので避ける
- 「4」(死)や「9」(苦)を連想させる金額は避ける
- 硬貨は絵柄のある面が表。表をポチ袋の表側に向けて入れる
上司や目上の人の子どもには?
お年玉は、もともと目上の人から目下の人へ贈るものです(世界大百科事典)。そのため、上司や取引先など目上の人のお子さんには、お年玉を渡さないのがマナーとされています。どうしても渡したいときは、「お年玉」ではなく「お年賀」や「お小遣い」と書いたポチ袋を使う方法があります。
お年玉の由来
お年玉は、もともとは新年を祝って贈る品物全般のことで、お金とは限りませんでした。語源は「年の賜物(たまもの)」とする説もありますが、「年神(としがみ)からの賜物」とする民俗学的な解釈が有力です(世界大百科事典)。
全国的には年玉の中心は餅で、年玉の餅を食べることで、弱った霊力や活力を新しくすると考えられてきました(日本大百科全書)。子どもにお小遣いを渡す習慣が一般に広まったのは、近代以降のことです(日本国語大辞典)。
今も鹿児島県の甑島(こしきじま)には、年神に扮した「トシドン」が子どもたちに丸餅を配り、それを年玉と呼ぶ行事が伝わっています(世界大百科事典)。
確認した情報
2026年10月19日に、次の調査・公式サイト・事典で確認しました。相場は、次の調査が発表されたら更新します。