母乳の詰まりは食べ物が原因じゃない!解消法と対策を紹介!

出産を終えたママさん、
大変お疲れ様でした。

命を懸けた大仕事を
終えるや否や、間髪入れずに初めての育児が
始まって、昼夜問わずおっぱいや
おむつを替えたりなど、
長期間の寝不足が続き
疲れも溜まっているのではないでしょうか?

そんな中、初めての母乳育児
多くのママさんが体験する
辛い乳腺炎・・・

そこで今回は、
母乳育児の悩みナンバーワンの
母乳の詰まりについてと、
その原因と食べ物の関係

さらに、母乳の詰りの解消法と
対策をまとめてみましたので、
悩める胸を抱えたママさん
ぜひ参考になさってくださいね。


 

乳腺炎にも種類がある!?見極めるサインとは

なるべくならなりたくない
辛い乳腺炎ですが、
母乳育児をしていれば
誰もが乳腺炎にならないか
心配になりますよね。

(いろいろネットで調べては、
母乳が詰まらない食べ物を探したり
したのではないでしょうか。)

乳腺炎とは大きく分けて2種類あり、

一つは鬱滞(うったい)性乳腺炎と言って、

何らかの理由で母乳が乳管に溜まり、
しこりができたり、乳房全体が赤くなる。
また、乳頭に水泡ができたり、
熱が出たりなどの症状が見られます。

特に、初産で乳管が出来上がっていない
場合や、断乳や卒乳によって
母乳の供給と需要のバランスが崩れた際に
起こりやすくなっています。

もう一つは、急性化膿性乳腺炎と言って、

赤ちゃんの口腔内の細菌が、
授乳等によって傷ついた乳頭から
感染して乳管が炎症を起こしたり、

鬱滞性乳腺炎が進行して
起こる場合があります。

こちらは、乳房の激しい痛みや高熱、
血の混ざった膿や母乳が出たり、
しこりができるなどの症状があります。

 

どちらも辛い症状ですが、
乳房にしこりができるのが特徴的ですね。

つまりの原因は?食べ物?それとも・・・

なってしまうと厄介な乳腺炎。
今は、出産前から情報を収集し、
母乳が詰まらないような食べ物や
母乳にいい食べ物を勉強しては、
食事制限に励んでいるママさんも多いですよね。

でも、実は
母乳の詰りは食べ物が原因ではないんです!!

 

え。

えぇぇぇぇぇっ!!?

 

そうなんです。
そもそも、母乳は血液というのは
多くのママさんがご存知ですよね。

ですので、高タンパクや高脂肪な食べ物を
多く摂取すると血中のコレステロールが高まり、
血液である母乳もどろどろになって
乳腺が詰まってしまい、
乳腺炎の原因になる。

なので、

血中のコレステロールを下げるために、
血液をサラサラにしてくれる根菜類、
海藻、豆腐や大豆、青菜や青魚
などを積極的に食べ物に取り入れて
和食中心の食生活にするとよい。

といった情報が
多く出回っているかと思いますが、

これらは、
母乳は血液から出来ているため、
血液をサラサラにしようという意味合いから
来ているものであり、
高タンパクや高脂肪な食べ物を
過剰に摂取しない限り、
直接的に母乳の詰まりに大きく
影響を与えるものではないんです

食事制限にピリピリしていたママさん、
過剰摂取は身体に悪いので控えるとしても、
たまには好きな食べ物を楽しんで、
心に余裕を持ってくださいね!!

乳腺炎の本当の原因はこれだ!!

一日に何度も授乳している
新生児のママさん、
いつも同じ姿勢や、
同じ角度で授乳していませんか?

母乳を運ぶための乳管は、
血管のように乳房の中に
張り巡らされているので、

いつも同じ姿勢で授乳していると、
反対側の乳管から運ばれる母乳が
赤ちゃんにうまく吸ってもらえず
溜まってしまい、
しこりや乳腺炎の原因になってしまいます!!

また、もう一つの大きな原因は、
授乳間隔です。

母乳育児を半年、1年と続けていくと、
だんだんと母乳の出が
安定してくるようになり、

授乳していないときは
さほど母乳も出ませんが、
赤ちゃんからの刺激を受けると、
(直接授乳する他にも、赤ちゃんを見つめたり、
「かわいいなぁ」ときゅんとした時にも!!)

必要に応じて母乳が分泌されるようになり、
無駄に母乳が溜まることも
無くなっていきますが、

まだ母乳の量が多く、
安定していない時期に、
何らかの理由で授乳間隔があいてしまうと、
それだけで母乳が多くたまり、
乳管が詰まるリスクが高まってしまうのです。

解消法としては、
常に色々な姿勢や角度で授乳する。
また、なるべく
授乳間隔があかないように気を付ける。

ということが、食事制限よりも
効果的な解消法となります。


いろんな授乳法、いつく知ってる?

母乳の詰りは食べ物ではなく、
授乳時の姿勢と授乳間隔に
原因があったんですね。

では、いろんな角度から授乳するために
いくつか授乳スタイルをご紹介します。

横抱き

赤ちゃんを縦にして、
ママと向かい合うように
モモの上に座らせます
(おっぱい枕を使っても〇)。

赤ちゃんの首を後ろから支えておっぱいを
深くくわえさせましょう。
横抱きの時に刺激できない
乳管の母乳を吸ってもらえ、
詰りの解消法の一つとなります。

縦抱き

赤ちゃんを横にした状態で
おっぱい枕の上に寝かせます。

左のおっぱいを上げる時は、
赤ちゃんの足がママから見て
右に来るようにして飲ませます。
逆も同様に。

ラグビー抱き

横抱きの状態のまま、
左右逆のおっぱいを飲ませます。
例:横抱きで左おっぱいを
飲ませる姿勢から、そのままスライドして
右のおっぱいを飲ませる形です。

添い乳

赤ちゃんと向かい合うように
横に寝て、下になっているほうの
おっぱいを上げます。

いろんな授乳スタイルを駆使して、
授乳することが、母乳詰まりの解消法です。


しこりが出来た!自分でできるマッサージ法

いろんな解消法で対策をしていても、
なんだかしこりのようなものが
出来てきた・・・。
しかも押すと少し痛い・・・!!

なんて時にも、まずは慌てないでください。
自分でできるマッサージ解消法もあるんですよ!!

まずは、しこりのある部分の乳房と肋骨の間
(おっぱいと骨の間)に、
少し痛いなと思うくらいしっかりと、
ぐい!!っと親指を入れ、

何度かゆする。

この解消法のポイントは、
乳房の後ろ側(イメージです)
から、しこりを押して、
乳頭に詰まった母乳を
流しだすイメージでやると
わかりやすいかと思います。

マッサージ解消法を試す際は、
無理に強くしこりを押さず、
少しずつほぐしてあげる感じで
行ってくださいね。

何回かしばらく試していると、
多少のしこりは流れてくれますよ。

赤ちゃんと二人三脚!なりかけ乳腺炎はこう治す!

なりかけ乳腺炎を治す解消法の
もっとも簡単でよく効く対策は、
なんといっても赤ちゃんに
吸ってもらうことです

小さなしこりが出来ているかも・・・

と思ったら、
まずは赤ちゃんに飲んでもらいながら、
しこりの部分を押して、
詰りの部分から先に飲んでもらえるよう、
赤ちゃんをアシストしましょう。

赤ちゃんもママも、初めての授乳。
お互いに二人三脚でしっかり対策し、
辛い乳腺炎にならないよう、
乗り越えてくださいね!!

最後に

ということで今回は、
母乳の詰りの本当の原因と、
(食べ物ではなく授乳姿勢と授乳間隔でしたね)
解消法と対策をご紹介させていただきました!!

大変な育児ですが、
たまには好きな食べ物を楽しんで、
心にゆとりを持ってくださいね!!

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。


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